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君の目を、見つめていたい。
たとえ誰かが
抜き身の刃のようだと言おうとも
射殺しそうだと言おうとも
私はあなたを見ていたいのです
不吉な目だと言われようとも
睨んでいるのだと言われようとも
私はあなたが人を信じたいのだと思うのです
たとえあなたが
大変に幸せだと言おうとも
お腹いっぱいだと言おうとも
私はあなたが寂しそうだと思うのです
鬱陶しいと言おうとも
迷惑だと言おうとも
私はあなたを幸せにしたいのです
お願いだから見つめないでくれと言うのはどうしてでしょう
そんなに綺麗で吸い込まれそうなくらいに麗しいのに
ほらそうやって 恥ずかしがるあなただから
謙虚で 汚れていなくて
他者を踏み台にする事など考えもしないあなただから
願わくば あなたの傍にいて
ずっとあなたの目を あなたの人生を見つめていられますように