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〝こんぷれっくす〟
どうでもいい感情だけがいつもだれかに愛されている。
わたしを知らない人が書いた言葉の中に、わたしはいつもわたしを見つけた。
ひとりきりのわたし。どこにも居場所がない人よりも、
どこにでも居場所がある人の気持ちを想像して泣きたくなる。
だれでもいい。だれでもいいからだれかの気を惹きたくて嘘をついて、
だから十秒後に死にたくなる。
わたしはいつからウサギになったんだろう。
真っ暗な部屋の中で見るアニメだけがわたしの全て。
友情も愛情も、劣情も哀情も、
人生で必要な感情の全てをそこで学んできた。
わたしを馬鹿にする人。
ありがとう。あなたのおかげでわたしは今日も生きていける。
わたしを無視する人
ゆるさない。あなたのおかげでわたしは今日も満たされない。
午前零時。
シンデレラが落とした靴のなかに、わたしは血まみれの足を入れた。
