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【作詞】pocket12のオリジナル歌詞集【詩集】  作者: Pocket12
(2nd ステージ)〝幸せな嘘つき〟

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〝僕らのレゾンデートル〟


難しいことを難しい言葉で得意げに語る人たちの目には、

キミの涙はどんなふうに映っているんだろう。

カメレオンみたいな身代わりの速さで、

僕らの心はいい加減な言葉に埋め尽くされてきた。


世界が見えない糸で再構築されてから明日で何年?

キミの誕生日が僕にとっての命日になってから、

海底に沈んでいた雨が降り始めた。


世界は嘘をついている。

だからみんな忘れている。

雲の向こうにはいつも青空が広がっていて、

星はいつだって白く瞬いていた。


透明な人ほど優しい心を持っている。

その優しさの百分の一。

千分の一だけが夜になると漏れ出して、

月になって僕らを見守っていること。

世界の何人が覚えているんだろう?


綺麗事だけが僕らのレゾンデートル。

キミが蜘蛛の巣を燃やすために盗んだライターから、

暗闇に溶けだした雪が降り始めた。


僕らは嘘をついている。

だからみんな忘れている。

月に向かう列車の中では、

口笛がいつもいちばん美しい音色を響かせた。


透明な人ほど優しい心を持っている。

その優しさの百分の一。

千分の一だけが夜になると漏れ出して、

月になって僕らを見守っていること。

世界の何人が覚えているんだろう?


世界は嘘をついている。

僕らは嘘をついている。

だからみんな忘れている。

綺麗事だけが僕らのレゾンデートル。

キミが夜に綴った言葉の中に、

本当の言葉は何ひとつなかったんだ。


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