表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【作詞】pocket12のオリジナル歌詞集【詩集】  作者: Pocket12
(2nd ステージ)〝幸せな嘘つき〟

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

81/88

〝汚いものはぜんぶゴミ箱に捨てて蓋をして回りたい〟


綺麗なものが好き。汚いものはぜんぶゴミ箱に捨てて蓋をして回りたい。地球ひとつ分くらいの大きさがあれば足りるのかな。


馬鹿みたい。綺麗なものなんてどこにあるの? 汚いものしか見えない。銀河系のどこか。全てがアベコベの世界では、ガラスに溶けた理想が輝いている。まるで涙みたい。シャボン玉が割れるくらい簡単にリセットできる世界なら、神様なんて存在するはずがなかった。


だから雨が好き。こびりついた愛想笑いでさえ洗い流してくれそうな大雨が好き。ゲリラ豪雨なんて言い方は嫌いだけど、夕立ちや驟雨だって聞くと好きになれる気がするのはなぜなんだろう。


馬鹿みたい。表現する言葉で変わるくらいいい加減な気持ちに春は来ない。泣いてたって花は咲かない。臭いものに蓋をする。それだけで冬が過ぎていくのなら、この世界に神様なんていらない。意味ない。いちゃいけない。


金魚鉢に棲む金魚が綺麗なのには理由があった。ジオラマを走るクルマから見る景色は、きっと夕暮れだろうと朝焼けだろうと変わらずに過ぎていく。過去よりも今よりも、未来の方が大事だなんて戯れ事を、いつまで信じ続ければいいんだろう。


綺麗なものが好き。汚いものはぜんぶゴミ箱に捨てて蓋をして回りたい。地球ひとつ分くらいの大きさじゃ全然足りないけど。銀河系ひとつ分くらいの大きさがあれば足りるのかな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
以下の作品をメインで連載中です!
【エルフ・オン・ザ・ロック!】ヘブンズ・オブ・ロッカー【異世界バンド物語】
週1回、金曜日に更新予定
エルフの女の子がボーカルのバンド物語です! ぜひよろしくお願いします!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ