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【作詞】pocket12のオリジナル歌詞集【詩集:ベテルギウスの夜明け】  作者: Pocket12
〝神様になれない僕ら〟

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44/91

〝白くて、透明な世界〟


心が欠けたまま生きて


なんになるのかな


お姉ちゃんと交わした


最期の会話


思い出すたびに


空が白く、透明に見えるんだ




傘をさして歩いてる


歩道橋に積もった雪


月明かりが消えた夜は


寂しくて、悲しいよ


お姉ちゃん




ねえ、どうして


わたしを置いていったの?


まだ話したいこと


教えて欲しいこと


いっぱいあったのに


空っぽになった部屋


好きだったのに


入れなくなっちゃったよ




お姉ちゃんとおなじ


制服に着替えたわたしを


お母さんは抱きしめて


涙を流した


行ってきます


そう言えたわたしは


うまく笑えていたのかな




ねえ、お姉ちゃん


また春がきたよ


お姉ちゃんが好きだった桜


今年も綺麗に咲いたんだ


本当に綺麗で


まるでお星さまみたい


でも知ってた?


桜が綺麗なのはね


死んだ人のおかげなんだって


嘘みたいな話だけど


ホントだったらいいよね




ねえ、知ってる?


涙を流しすぎるとね


世界から色がなくなっちゃうんだよ


わたしたちの目には


世界がぜんぶ


白くて、透明に見えるんだ




ねえ、どうして


わたしを置いていったの?


まだ話したいこと


教えて欲しいこと


いっぱいあったのに


あんなに好きだった笑顔


もうあんまり


思い出せなくなっちゃったんだ




ねえ、お姉ちゃん


また会いたいよ


お姉ちゃんが好きだったお菓子


いっぱい買ってくるから


漫画だってなんでも


買ってくるからさ


だからお願いだよ


幽霊でもいいから


もう一度


わたしと話してよ


寂しいよ


お姉ちゃん


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