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【作詞】pocket12のオリジナル歌詞集【詩集】  作者: Pocket12
〝くしゃくしゃになった世界の主導者たちへ〟

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12/83

〝コモレビから透ける夏はアオイロでした〟


コモレビから透ける夏はアオイロでした


ミドリが照らしたからだはアカく輝いていて


シロく浮かんだ太陽が


月のような微笑みを投げかけていました


もしも夏が人間になって降りてくるとしたら


世界はきっともっとカラフルになる


そうわたしは思いました




コモレビから覗く夏はジュンパクでした


かざした手の先にあるアオは透明で


高くのぼった入道雲が


わたあめのように甘くたゆたっていました


もしも夏が人間になって降りてくるとしたら


世界はきっともっと明るくなる


そうわたしは思いました




コモレビが消えた夏はハイイロでした


こずえを襲う雨は酷薄こくはく


ソラに走った稲妻が


汽笛のような激しさでとどろいていました


もしも夏が人間になって降りてくるとしたら


世界はきっともっと残酷になる


そうわたしは思いました




コモレビから届く夏はオレンジでした


黄昏たそがれにかがやいたソラの上を


ワタリドリがのびやかに飛びまわっていて


こずえに沈む夕日が


雲をアカネイロに染め上げていました


もしも夏が人間になって降りてくるとしたら


世界はきっともっと優しくなる


そうわたしは思いました




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【エルフ・オン・ザ・ロック!】ヘブンズ・オブ・ロッカー【異世界バンド物語】
週1回、金曜日に更新予定
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