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【作詞】pocket12のオリジナル歌詞集【詩集】  作者: Pocket12
〝くしゃくしゃになった世界の主導者たちへ〟

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〝夏の夜明け〟


風になびいたあなたの髪の中に


僕は諦めという名の色を感じた


夏の夜明けはひややかで


どこかで鳴り響くふみきりの音が


まるで世界の終わりを告げるラッパのように


僕の耳に聴こえていた




しらみ始めた空は透明で


星たちのなごりが宝石のように輝いている


あなたはそんな空を見上げながら


そっと僕にささやいた


わたしたち、もう終わりね、と




あなたの瞳が夜を染め上げる


世界を黒く染め上げた


冷え切った僕らの関係のように


冷え切った夏の夜明けのように




にじむ視界はシャボン玉のように


僕の世界を曖昧にさせた


あなたの視線はどこにあるのだろう


僕にはもうわからない


風だけがそのありかを知っていた




あなたの瞳が夜を染め上げる


世界を黒く染め上げた


冷え切った僕らの関係のように


冷え切った夏の夜明けのように


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