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つれづれエッセイ集

カードでお願いします

作者: 北見晶

 欲しいものは欲しいし、いらないものはいらないんです。

 

 行きつけの書店でやっていたキャンペーン、大雑把な表現をするなら、抽選で旅行か図書カードが当たるとのこと。

 早速応募用紙に必要事項を書き、備えつけのポストに入れようとしたところで手が止まりました。

 仮に当たっても、旅行なら私は行きません。インドア派なので。おまけに、権利を他の人に譲りたくても、規定で譲ることはできません。図書カードならば大歓迎ですが。

 だから、下の余白に追記しました。

「カードでお願いします」

 図々しいと思われるでしょうが、旅行の権利が無駄になるよりマシでしょう。まぁ、図書カードが当たるかどうかは別の話ですが。


 もしまたチャンスがあれば、裏面(真っ白でした)にもう少し丁寧なメッセージを書きたいですね。

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― 新着の感想 ―
[一言] こんにちは。 >図々しいと思われるでしょうが。 いえ、いいと思います。 書かないで、「欲しくないもの」(この場合、旅行券)が当たってしまったら、面倒です。 昔、お祭りで、幼かった娘が「我…
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