魔法の存在に興奮しました
短いです
「後頭部にタンコブができてる以外は異常はありません。強い衝撃で一時的に記憶が喪失してしまったようですね。いつも通りの生活をしている内に思い出すでしょう。」
頭打ってたのか。全然気づかなかった。タンコブがあると聞かされると何だか痛くなってくる気がするから不思議。私が前世思い出したのは頭打ったからぽいな〜。
転生アルアルだね。リアルで、アルアルに遭遇すると喜んでしまうのは私くらいだろうか?共感の友求む!!って現実逃避がデフォになりつつあるな〜。現実を受け止めきれないからかな?人間慣れてくるって言うし何とかなるかな。
「では、タンコブは治療しておきます。」
そう言ってお医者様が後頭部に手をやると呪文?を唱えると後頭部の方が明るくなって治まると痛みが綺麗に無くなる。ん?もしかして、魔法?魔法なのか!この世界魔法があるのか!ファンタジーとな!〝魔法〟なんて素敵な響きなのでしょう。私も出来るかな?出来るといいな。アルアル最高じゃない?
「マリー良かった。大丈夫そうだね。」
魔法に大喜びしてる内にパパに抱っこされた。我にかえり周りをキョロキョロ見回してお医者様が居なくなっていた。感動してる間に帰ってしまったようだ。
「今日は、安静にしましょうね。」
ママは私の頭を撫でながら微笑みを浮かべている。
うん!こんなにいい家族なのだ。まだ、この世界がゲームや小説なのか、全く関係無い世界なのか分からないが今はいい子になるのがいいね。悲しませるのは良く無い。そんな決意をしながら眠りにつくのだった。