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種族戦争 遺跡から解る真実  作者: 織田 福助
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序章 4年前の運命

やばい!遅れる!

俺、木下健太は友達と運動公園でサッカーをして遊んだ後、自転車ペダルをおもいっきり漕ぎ、塾に急いで向かっている。いや、向かっているというか、塾には親から無理やり行くように言われている。行きたくないという思いが募り、サッカーした後ダラダラと片付けてしまった。

最近、広島県の俺の地域では中学受験が流行っているのか、塾に行っている人が多く感じるが、大半は俺と同じ小学6年生であり、塾に通っていると言うか、塾に無理矢理通っている。

うちのかーちゃんは何を考えて俺を塾に通わせたのかは知らないが、週に3回2時間半の塾通いだ。


そう、そんな時事件は起こったのだ。


自転車を止め交差点で信号待ちをしていた時だった。向かい側に見える商店街の時計は16:53分、どうやら塾には間に合うと思っていた時・・・・


ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


なんの音だ?地震?かなり揺れている、地震だ!しかし地震にしてはちょっとおかしい揺れ方、等と考える時間もなく、今まで生きてきた中で一番大きな爆発音が聞こえた・・・気がした。


ドーンの大きな音の後、俺は一体!?なんか仰向けになって宙に浮いてる気がする。しかし見渡す限り真っ黒、俺は目を瞑っているのだろうか?ほんのり気持ち良い、一生このまま寝てしまおうかと考えてしまう。そんな事を思いながらも身体は上手いこと動いてくれない。金縛り?それとも俺は死んだんだろうか?頭の中で試行錯誤を繰り返してる気もするが、どうやら俺は眠ってしまったみたいだった。



あの爆発音が聴こえてから何時間過ぎただろうか、若しくは何日も寝ているのか?自分の身体が仰向けで気持ちいい体制になっている様な気がするのは変わらないが、右腕が冷たく感じる。その冷たさは現実のものとなった事に気付いた。

「ハッ!」

俺はやはり眠っていたみたいだった。目が覚め、上半身だけ身体を起こし、気付けば目をこすっていた。

「やれやれ、一体今まで何だったんだ?」

と、思わず独り言をつぶやいてしまった後、目の前の景色を見て唖然としてしまった。

目の前は大草原、左も大草原、右は森だった。

「え?・・・エエエエエエエエ!」

今度は独り言でもつぶやきでもない。自然と大声が出てしまった。その後、再び右腕が冷たく感じた。いや、冷たいのか?何かが当たっている?

「グルル、ガルルルル」真後ろで聞こえる、臭い獣臭もする。真後ろに何かいる!熊か?きっと熊がいるんだ、あまりの恐怖に後ろを向く事が出来ない。

「グルル、@〒○♪6°^¥々〆7☆==+」

ん?後ろの熊が喋った?そんな気がした、しかし何を言っているのかわからない。とにかく後ろの熊は威嚇しているんだ。死んだマネなんて古い話、ゆっくり熊の目を見ながら後ずさりをするという対処法を夏休みに入る前、学校で教わった。それをしないと俺に危険が訪れると悟った。

そしてさっきから右腕に当たっている冷たい感触は?頭を動かさず目だけで右肩を見ると、確かに何かが当たっている。頭の角度を気持ち下に傾け、再び右肩を見ると、どうやら尖がった鉄のような物が当たっていた。もしかしてこれは槍か?後ろの喋る熊が槍で俺を威嚇していた。そう考えるとつじつまが合う気がした。俺は自然と両手を小さく上げていた。

「/\×4:$→〓⁑#%」

再び何か喋っている。とにかく今俺はピンチなんだろう。手を上げながらゆっくりと立ち上がり、ゆっくりと熊の方へ身体を向けた。そこには確かに化け物がいたのだ。

馬に乗り、槍をこちらに構え、何を言っているのかわからないが、明らかに獣が威嚇している。しかしよく見ると熊ではない。豚か猪だろうか、ファンタジー系のゲームとかで見るゴブリンにも思えるが実際に見るのは初めてだ。こんなに臭く、恐ろしい牙をむき出しているのは自分の足を震わせる。

「ウゴーオオオ!」

叫んだ!槍を振りかぶった。やはり俺を攻撃するのだろうか。もしかして俺・・・死ぬ?

とはいえまだ現実を受け止められない、やはり夢なんだろうか・・・でも夢にしてはリアルに感じる、リアルに感じる事だって夢にはある。でもやはり死にたくはない。でも今やはりピンチ?俺、やはり殺されかけているんだよな?

と悟ったが、後ろから何かが飛んできた。俺の頭上を通りゴブリンへと飛び、そのまま胸に突き刺ささった。槍だ、槍がゴブリンに投げられた。

ズドンと刺さり、ゴブリンは声をあげる事もなくゆっくり倒れた。多分即死であろう。


一体何が起こったのか全くわからない、助かったのだろうか?身体が恐怖で動かない、一体ゴブリンに投げた槍は誰が?後ろから誰かが近づいてくる。ゴブリンに突き刺さった槍を引っこ抜きこっちを向いた。その姿はまた衝撃的な姿の生き物だった。

犬だ、犬が二本足で歩いている。しかも2メートルはあるだろうか、とにかく大きな犬だ。鎧を装備しこちらを向いている。次は何だ、敵か?味方か?そう思っている時だった。

「1☆.4(☆%(〒♪=(2」

ゴブリンだけではない、犬まで喋り始めたのだ、しかし、その喋り方はゴブリンの様な殺意丸出しの話し方には聞こえず、俺を心配している様な優しいそうな喋りに聞こえた。4本足の犬がクーンクーンと泣いている様だった。とはいえ、俺は一体どうすれば良いのか?30秒くらいだろうか、沈黙が続いたその時、次は地響きが聞こえる。どこからだ?大草原や森からは聞こえないが、今まで一番視覚に入らなかった方角に目を追うと、そこは高い崖だった。

地響きは崖から聞こえ、しばらくすると人だ、馬に乗った人が群れで崖からこちらを見て・・・いや、違う。どうもまた獣っぽい。

「ガルルル」

犬が唸った、どうやら犬とは敵なんだろう。20頭くらいだろうか、馬に乗った獣が一気に崖から降りてこちらに向かってくる。俺は一体どうなるのだろうかと思った瞬間、犬は行動に出た。右手で俺を抱え、左手で俺のリュックを持ち、森へと走る。追いかけてくる獣達も追ってくる音は聞こえる。しばらく犬は走る、おそらく俺を助ける為に走っている。森をしばらく走ると平らな場所に出た。いや、ここは岩壁の様だ、下までおそらく100メートルはあるのではないだろうか。見渡す限りは綺麗な景色だ、岩壁の下も森が広がっており、遠くにどうやら街っぽい景色が見える。しかし奴らは追って来ている。どうするつもりなのか。

当然の如く奴らに追いつかれてしまった。よく見ると、馬に乗っていた獣は猫の様なライオンの様な種族だ。ネコ科の動物は目つきが悪いイメージしかないんだが、今まさにそのイメージを実感した。奴らは俺の敵・・・だ、


だ、



だ?



え?



よく見ると俺は落ちている、どうやらあの犬岩壁から飛びやがったみたいだ。下には大きな水たまりがある様にも見えるが、俺は今まで 色んな恐怖を見てきたからなのか?この後、どうなったのかわからない。


塾に向かっていきなり異世界?なんて事件が起きてから、既に4年が過ぎていた。

俺が覚えているのは、この異世界に来た時、ゴブリンに襲われそうになっていたが、あれはゴブリンではなくオークだったみたいで、そこをウルフのジャスラックに助けられた。

この異世界では大きく分けて三つの国に分けられている様だ。4年前俺が襲われたのも別国同士の戦争だったのだ。なぜ知っているか?それはこの4年でこの異世界の言葉を学び、歴史を少し知ったからだ。昔いた広島は、地球はまだあるのだろうか?そしてここは本当に異世界なんだろうか?今でも謎のまま、俺の第2の人生が大分充実してきた。



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