表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
玲奈の異世界干渉記  作者: はるもね
1章 開幕
8/62

7話 アーリーの家族

アーリーとカリナ 玲奈が門をくぐると 門上部が青く光る


「レーナ悪いんだけど家に行く前に 冒険者ギルドによらせてね?」


とアーリーがいうので玲奈は了承した


しばらく町の中を歩くと 赤い大きなやねの建物が見えてくる


「あれがここカーティアの冒険者ギルドなの」


看板に剣と盾のイラストが書いてある


アーリーとカリナ 玲奈は冒険者ギルドの中へと入っていく


受付の女性がこちらに気がつく


「アーリーちゃんと カリナちゃん と ? おかえりなさいといらっしゃいかな」


「ただいま リュリュさん 今日も買取のお願いです」


「アーリーちゃん わかったわ ところでこっちの子は?」


リュリュが玲奈を見てアーリーに尋ねる


「こっちは レーナちゃん 森の中でゴブリンに襲われそうなところを助けてもらったの


妹のカリナもいたから 本当に助かったの」


周りにいた大きな男がこっちにやってきて言う


「何?ゴブリンが森に出たのか 退治に行くぞ」


「ちょっとダッドさん マナー違反ですよ まだ報告の最中でしょ?」


リュリュがダッドに そう苦言する


「でもゴブリンが出たのなら 倒さんと数が集まってたらややこしくなるぞ」


「だから報告を全部きいてからです ごめんねアーリーちゃん 続けて」


「いえ えっとゴブリンは単独で こっちのレーナちゃんに追い払ってもらいました


アクリアの果実を拾ったんですがもともとゴブリンのものだったみたいで


ゴブリンがもってっちゃいました」


「そうですか レーナちゃん あなたは 冒険者ギルドに登録されていますか?」


リュリュが玲奈に尋ねる


「いえ 冒険者ギルドに登録はありません」


「そうですか ではギルドに登録なさいますか? 登録がないとこちらの買取枠の利用ができません


また購入時に税金が追加でかかります」


「いまは登録はしないので アーリーちゃんとカリナちゃんの買取をお願いします」


「わかりました ギルドに登録したくなればこちらにお越しください


では 買取の査定を始めますね」


リュリュはそういってアーリーとカリナのかごを受け取る


「お願いします」


「そういうわけなので ダッドさん 森の調査をお願いできますか?


討伐依頼ではないので 報酬はよくありませんが」


「ああ 調査してくる」


「依頼書は帰ってこられるまでに作っておきますので 帰ったらその旨もお伝えください」


「わかった じゃあいってくる」


そういうとダッドはギルドから出て行った


しばらくまっていると リュリュから呼ばれる


「今日の査定額です アッタイト草X16 アポジネ草X12 チルの実X8 ヤドウスの枝X4


で 銅貨80枚になります 草刈鎌が痛んできているようですので とぎ直しがそろそろ必要です


では アーリーちゃん こちらを受け取りください」


リュリュがアーリーにかごと革袋を渡してくる


アーリーはそれを受け取り


「ありがとうございました リュリュさん またおねがいします」


と挨拶をして カリナと玲奈と一緒にギルドを出る


アーリーたちはアーリーの家についた


「ただいま お母さん これ今日の分 それでね今日 レーナに助けてもらったから


御礼をしたくてついてきてもらったの」


アーリーは元気よく家に駆け込みながら 大きな声をだす


「おかえりなさい アーリーとカリナ あら 可愛らしいお嬢さんね いらっしゃい」


やさしそうな女性が家のなかへ入るように促してくる


玲奈は家に入りながら挨拶をする


「おじゃまします わたしは玲奈と申します」


「ご丁寧にありがとう わたしはアーリーとカリナの母親のティアよ


なにもないとこだけどゆっくりしていってね」


「ありがとうございます」


玲奈がティアと話をしている間にアーリーがお茶を用意していたらしく 


台所からお盆を持って出てくる


「お母さんもお茶飲むでしょ?」


「ええ もらうわ」


「レーナこっちに座ってー」


玲奈が促されてダイニングのいすのひとつに座ると 目の前にアーリーがお茶を差し出してくれる


「ありがとう アーリー」


玲奈はお礼を言ってお茶を受け取る 一口お茶を飲むと さわやかな味が広がる


「このお茶は いいお客さまがきたとき専用なの レーナは私たちの命の恩人なんだから


いいお客様よ」


「その話もう少し聞かせてくれる?」


ティアが言うので アーリーが 森であったことを話す


「そう ゴブリンが出たの しばらくは森に行くのはお休みね」


「うん しょうがないと思うけど ダッドさんが調査に行ったから その結果しだいだと思う」


「そうダッドさんが・・・


ところでレーナちゃん 貴女は今いくつなの? これは尋問してるとかじゃなくて気になったから


尋ねてるだけなので 気を悪くしないでね 答えたくなかったら答えなくても良いから」


「別にかまいませんよ 私は(16っていうのは 今の体型じゃムリだしアーリーと同じくらいで


いいかなぁ) 10歳です」


「そうなの あまりここら辺じゃ見ないけど どこから来たの? 親御さんは?」


「お母さん じんもんみたいだよ」


アーリーが横槍を入れる


「きになっちゃってね」


「すいません どこから来たかは いえません 私一人です」


「そうなの 一人でよくここまでこられたわね 道中危ない目にあわなかった?」


ティアは困った顔をしながら尋ねてくる


「ええ 大丈夫でした」


玲奈は 困ったが追求はされなさそうなので 普通に答えた


「じゃあ今日とまるところもきまってないんじゃない?」


「はい 決まってません」


「じゃあうちにとまっていって そうしましょ?」


アーリーが母親の意見を聞いて顔をほころばせながら


「わーい おとまりおとまり」 


と玲奈の両手を持って喜ぶ


カリナもうれしそうだ


「じゃあお父さんが帰ってくる前に レーナちゃんのベッドの用意と夕飯の用意をしちゃいましょう


アーリー手伝って カリナはレーナちゃんとお話しててね レーナちゃんはカリナとお話してて?」


玲奈は手伝おうとしたが お客様は座ってるようにといわれ カリナと話をして待っていることになった



名前の一部に間違いがありましたので修正しました

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ