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金星の女神 その……えーーー!!?

み、短い。

 続きです。

 歩き続ける中、夜は更けていき、二人の体力も限界に近づいてきました。いつになっても町は見えてきません。心の中に不安がどんどん広がって行きます。目の前に広がる世界もかすかに差し込む月明かりのみ。もうどの場所を歩いているのか。行く道も戻る道もわからない。ただかすかな光を元に見知らぬ樹海をさまよう。

 歩を進めてやがて一人の少女がひと際大きな木のふもとでうずくまっています。二人はその子に声を[まもなく那由多〜]


「着いた〜」「着きましたねお姉様」


 …………zzz。


「けんちゃん起きて!着いたわ!」

つー

 ほえ?

 どこ?


「健太くんっ!起きてっほら!」


 痛い痛い痛い!

 手ぇ引っ張らないで!!

 起きます、起きますから!!


 ああ〜眠い。

 だぁーーー!!だで痛いって!!

 ん?ここ山ノ奥とさほど変わんなくない?

 外見れば山ばかり。なんつーか……デジャブ?

 あ〜〜引っ張らな……いでっ!

 ドアのふちに顔面直撃って引っ張り過ぎ〜〜〜!!

 な!!ホームとの間に足挟まっ……!!

 挟まってるから!!引っ張るよりまず助けてっ!!


「あ、だいじょ〜ぶぅけんちゃん?」


 あの、もっと早く気づいて……。


 何はともあれ目的地到着なわけ。


「まだまだ着いてないわよ〜」


 あっそっか。白川さんの家までか……家だよね。

 滝水には家無いのかな……。

 流石にそれは無いか。

 いや、親戚の家に居候の身とか?

 ……どーでもいいや。


「話の続きが気になる……」


「まあまあ。懐かしいけどまた今度ね」


「な、懐かしい……?」


「あ〜、あの頃私も若かったわ〜〜」


「???」


 何の話してんの?


「うふ。な・い・しょ」


 何故!?


 この間、ココアのパックの500ミリリットル買おうとして……。

 十円に泣いた……。

 物価上がんなこの野郎!!(泣)

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