“金星の女神 その一”
<Another>
はい復活。
これからは1000文字前後で固定。
ノープランだとこれぐらいが丁度いい。
世界にはですね、色々な星にまつわる伝説があるんです。このお話はフラミゴの国の金星の女神のちょっと悲しいお話。
えー……、まず、二人の戦士が登場します。一人は数々の国の危機を救った、勇者さん。もう一人は国一番の力持ちで、色んな怪物を倒した……この人も勇者さん……?だと同じになりますから……何にしよう……。あっ!なるほど……戦士さん。
舞台はこの国で一番大きな湖です。その湖は民の噂で妖艶の美女が度々出没し、その美女に出会ったものは……出会った者は…………消されてしまう、なんて噂が立っていました。
そして、この噂は二人の戦士の耳にも入ってきました。この事件を解決すべく二人は湖へ。
勇者さんは東から。戦士さんは西から湖に向かいました。
辿り着き、二人それぞれ、湖の東側、西側に。湖にはまだ女神はいません。二人は女神を待つことにしました。お日さまは沈みかけ、一番星が見え始めたその時!!湖の中央に黄金に光輝く女神の姿が!!それまで寝ていた二人は目を覚まし、飛び起きて……錯乱しました。
そしてしばらく、二人は我に帰り、当初の目的であった湖の神隠しの謎を思い出し、女神の居る湖の中央まで泳いだんですけど溺れました。もちろん、気も失いました。
日が沈み切り、真夜中になったときに二人は湖のほとりで目を覚まします。同時に。起きた二人の目に飛び込んできたのは美しい女神の後ろ姿。女神は二人に気が付き、振り向き、そして、こう言いました。
「最近多いのよね、ここ泳ぐ人。危険だからやめてね」
はいっ!と二人は元気よく返事し、帰っていきました。子供の姿に戻っていたのも気づかず。湖まで来た道を戻ろうとしました、が、しかし思い出せず迷い込んでしまいました。二人の今までの記憶も、すでに少年だった頃まで戻ってたのです。
あたりはすでに夜。道を挟む森からは時折、ざわわっと茂みから音がして何かが出てきそうでとても怖い。その状況に二人は今にも泣き出してしまいそうでした。歩く足取りも重く、今にも止まってしまいそうです。上を見上げれば、木々の隙間からきれいな星空が。それを見た二人、足を止めて、ついつい祈ってしまいました。
「おうちにかえれますように」
当然、何も起きません。ただ、また道っぽい道をひたすら、ひたすら歩き続けます。
……はたして二人はおうちに帰れるのでしょうか!?次回に続く!
「まさか次回に続くなんて、粋な演出ね〜〜」
35度ってどう思う?
ぬるい?暑い?ちとするどい?
…………まるでこのお話みた〜〜〜い。
じゃ、ぬるいか。
………………。
ジャマイカ。……すんません。