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十五話目だ。“PUNPUNPUNPUN……”

 衣替えの季節。


 犬心(DOG's HEART)もイメチェン。


 まあ理由は別ですけど……。

 ただいま、テスト中。



 ……何これ?


 さっぱりわからん。



 何か、

 冬休み明けテストってやつらしい。


 

 目の前には紙が二枚。



 僕は一字一句も筆を入れていない。



 つーか、

 まず読めない。



「は〜〜い!


 助っ人登場!!


 静絵ねーちゃん参上!!」



 いきなり現れました。



(只今、

 静絵さんは神なのです。


 だから、

 他の人はミエナーイ。


 アンダースタ〜ンド?)



「どうかな?

 学校生活は?楽しい?」



 あの、

 そんな事より、

 この無理難題をどうにかしてくれません?



「あ〜ん、

 もーセッカチさんっ。


 わかったわ。


 おねーちゃんが何とかしてあ・げ・る」



 静絵さんは、

 妙なファンファーレを口ずさみながら、

 得体の知れない何かを出した。



「ど〜こ〜で〜も〜ド……」



 ちゃうやろ!!


 

「あ〜〜〜〜〜ん!


 最後まで言わせて〜〜〜〜!」



 あの……

 ホント、

 ふざけないで。


 マジで、イマ、

 やばいから。



「ごめんなさ〜い……。


 一度これ、

 やってみたかったの〜」



 も〜どーでもいいですから!!


 早く!!



「ん〜もう!


 わかったわ!!」



 プンプンって口で言いながら、

 何かを僕の手にはめる。


 

 ぬおっ!!

 いきなり真っ暗?!

 

  

「解説するとね。


 それには、

 言語識別能力が備わってるの。


 今まで、

 けんちゃんは自身の記憶で、

 それなりに会話の理解はできたけど、

 読み書きはできなかったでしょ。


 喋るとなると発音の問題があるから、

 訓練が必要だけど……。


 で!


 これ!


 この便利で優れものを、

 いつもつけていれば……?


 効果は見てのお楽しみ!!


 それではっ!!


 クロ〜ズ・ユア・ア〜イズ」



(逆やん!!


 でも面白いから直さなーい)



 静絵さんは、

 僕を目隠ししていた手を放した。



 ……ってか真っ暗なのは、

 あんたが原因かいっ!!



(気づかぬ健太君もどうかと思うぞ。


 by 金剛



 ……お前、

 今回出番無いんだからでてくるな!!



 そんな事言うな。


 寂しいじゃないか。



 うっさい!!)



 あの……

 読める事は読めるんですけど……。


 ………。


 ……わかりません。



(おうっ!!


 中身飛んだっ!?


 ……まっいっか)



「う〜〜ん……。


 そこはね……。


 根性よ!!!!」



 え〜〜〜〜〜〜〜〜!?



















 ちなみに、

 このテストは社会。



 結局、

 名前と○×問題しか書けませんでした。



 答え。


 少しぐらい教えてくれても良いんじゃないかなあ。



「ごっめ〜ん。


 無理!!」



 なぜ?



「お姉ちゃんも解かんないから」



 なっ?!


 ………。

 

 ……じゃあ、

 しゃーないか。






















「あの子、

 朝見た子よね〜。


 白川さんだっけ?


 あれから、

 お話した?」



 今テスト中!!


 だまって!!



「もうっ!!


 プンっプンっプンっプンっ

 プンっプンっプンっプンっ

 プンっプンっプンっプンっ……」



 またそれっ?!


 恐いからやめれ!! 

 あの!

 ケータイで読んで下さってくれていた方!


 本当につまらないものを……すいやせん。


 心からお詫び申しあげやす。


 昨日、

 休憩中にマイケータイでこいつ読んでたら寒気がしやした。


 理由は言葉全てが出て来なく、

 ついつい断片的に読んでしまい、

 ただでさえレベルの低い作品が、

 更に低く感じやした。


 言わば読みにくいって事。


 誰も教えてくれなったし……。


 言い訳だな……。



 当分はこのスタイルでいきやす。





 でも気晴らしで書いたやつは、

 けっこうしっくり来たな……。

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