十三話目だ。“と〜つにゅ〜!!”
モチベーション何故か急上昇!!
ここに投稿している本来の目的を思い出しやした。
恐らく、どんどん理解できなくなっていくと思いやすが、よろしくです。
僕はこの早朝、
一人でぽぽぽんに向かっている。
本来なら金剛も来るはずなのだが、
急遽、
予定変更。
電じいの演技があまりにも酷過ぎるため、
一日中つく事になった。
だから今一人。
ちなみにまだ僕はゴンのじょーたいだよ。
やっぱり楽だな。
あっさり到着。
ええと階段昇って、
一番奥だな。
……やばっ
どうやって開けよう。
……静絵さーーーん!!
ヘーーールプ!!
(バンッ!!)
<ぶげっ……>
痛いぃい……
ドアが……
ドアがぁぁ……。
「あっ!!
ごめ〜ん!
ゴンちゃん。
だいじょ〜ぶ?」
いえ……
一瞬だけ、
またいつぞや見た光輝く世界が見えました。
「えっ!!
ほんと!?
良かったね〜。
ゴン、
ちゃん!」
……多分良くないです……。
「あれ?
こんちゃん居ないじゃない。
どこ行っちゃたの?」
……ハア……
もうあきらめです。
あ〜
金剛は電じいの世話してます。
「へえ〜〜
そうなんだ〜。
まぁゴンちゃん上がって」
絶対、
興味ないですよね。
「え?
そんな事はないわよ。
いつだって弟の事は心配よ。
うふ」
静絵さんの笑顔はひきょーだ。
そう思いつつ僕は中に入った。
「あっ。ゴンちゃん」
ハイ?
「はい。
タッチ」
いつものよーにポンっと僕の頭をはたく。
で、
変身、
と。
(あれ?
この時健太の格好は……
ま、いっか)
「じゃーこれとぉ……
はい!
これ!
ぴっかぴかの新品よ〜〜」
出されたのは上下の下着と学生服。
これを見ると、
ああ……
本当に学校に行くんだなと思う。
庭先で見かける少年少女達と一緒に。
ん?
なにこれ?
もしかして、
ブラ……。
「いやーん。
けんちゃんのエッチ。
これはあ・た・し・の」
自分で間違えてだしておいて何言ってるんですか。
この人。
つーか何考えてるんだ?
わざとじゃないの?
「もー。
けんちゃんもお年頃なのね。
お姉ちゃん恐いわ〜」
……意味わかりません。
……とっとと着替えよう。
服の着替え方は、
この間マスターしたから大丈夫だ。
ボタンだって、
ほら。
お手のもの。
そして、
着替え終って……。
「うーん、
出かけるまでまだ時間があるわね〜」
まだ午前七時前。
「もう、
行っちゃおっか!」
はあ。
まあ別にいいですけど……。
「はい!
じゃあ、
しゅっぱ〜つ!」
で、
家、
出ました。
(あ。
静絵さんの服装は上が白のブラウス、
下が暗めの茶のスラックスで、
ちょっと緑がかったロングコートを羽織って、
何ともびみょーっす。
ボスじゃないだけマシかな。
アクセサリはお好みのご想像で。
例えば?
マゲのづらとか、
てーばんっすよね〜
……ちょい嘘です)
はい。
学校着くまで談笑ターイムです。
「で〜。
彼女できた?」
その質問は無理あるだろ〜よ静絵さん。
僕まだ、
人になって、
一週間とちょっとしか経って……。
「着いたね」
!!早っ!
「いや、
だって近いもん。
そりゃそうでしょ〜」
あの、
いや。
何て言うか……。
いつもより展開早くないですか?
「??ごめんなさい。
おねーちゃん。
けんちゃんの言ってる意味。
よくわかんない」
あっそうですか。
ならいいです。
(巻き巻きなんです。
大変、
勝手ながら……)
学校の中は朝早くから、
部活動に励む生徒で賑わっていた。
「向こうがサッカーね。
あれってテニス?!
おねーちゃんもやりたい!」
おねーちゃんは無理ですから……。
「神に不可能はなーーーい!!」
今の大声で周りの生徒の目が一挙にこちらに。
すっごいざわついてますよ。
「すっげえ美人」「あの女の人、モデルかな」「ど、どタイプっす」
確実に静絵さん、
注目の的になってますよ。
「ん〜。
悪い気しないわ〜」
おいおい……。
それだと厄介では?
あら?
腕時計を確認して、
「い〜じゃない。
まだ約束の八時まで時間あるし、
見学でもしましょ」
のんきすぎです。
僕は後ろの方から、
殺気をビリビリ感じるんですから。
「テニスいいな〜」
僕に構わず、
顔をるんるんと横に揺らしながら、
ずっとテニス部の様子を眺めている。
ヴ〜。
絶対それ目的っしょ。
ん?
部員さんこっちに来るよ。
邪魔すんなってどうせ言われ……
あれ?
どっかで見た事あるよーな。
特にあのさらさらの茶髪っぽいロングヘアー……
覚えあるんだよな……。
「君でしょ?
新しい転校生くん。
テニス、
好きなのかな?
どう。
一緒にやる?」
僕を誘ってきたみたいだけどそれ処じゃない。
誰だっけなー……。
静絵さん助太刀。
「んー。
でも練習中でしょ?
悪いわ〜」
「大丈夫ですよ。
顧問の竹中先生の許可さえおりれば。
部長は私ですし、
問題ないです」
いや〜笑顔が美しいですな〜
ってじゃなくて、
あーー誰だっけ……。
遠くからこの人を呼ぶ声が、
「白川先輩早く来て下さい!先輩いなきゃ走り込み始まりません!」
あっ!
しまったってな表情をする。
「ねえみんな!朝連のメニュー変えない!?」
今すぐにでも走り出さんとする部員達にむけ、
大声で問う。
「ムリ!!」×多。
大勢の中から一人やってきて、
部長さんを引っ張って行く。
「て、転校生くん!
すぐ……
すぐ!
もどるから待ってて!!」
あ……
行っちゃいましたね。
「うーん……
他行こっか」
そうですね。
残り時間僕らは学校内を適当に見て回った。
あ……
思い出した。
あの人、
僕の天敵の飼い主さんだ。
あ〜
すっきりした!