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十二話目だ。“すまない。健太君。本当にすまない。”

 翌日。


 まだ夜明け前。


 野川家の庭のゴンの家のちょっとの前のいや少しの(だーーーーーー!!!!)



 ……金剛が起こしに来た。


 早いな……

 ZZZ……。



「寝るな寝るな。


 早くしないと面倒なのだ。


 起きておくれ」



 しゃーない。


 ……ん?


 隣にいるあんた誰?



「この方か?


 この方はな電髪天でんぱつてんさんだ。


 みんな愛をこめて

‘電じい’と呼んでいる」



 となりに居るおっさんは

 ……照れた。



「ほほほ〜

 だなだな。


 ん〜おみゃ〜

 呼べ〜て」



 何か変なん来たよ……。



 その頭なんだよ。


 金ピカのびっかびっかのバリバリじゃん。

 

 いるか?


 これ。



「ぶえ、

 ぶえ、

 ぶえ〜〜〜〜!」



 いや、……?


 ……泣いてんの?



「謝りたまえ……

 いいからたのむ。


 謝りたまえ」



 金剛はちょい慌ててる様子。


 仕方無い……。



 ……すみませんでした。


 ………。



 ……あっという間に泣きやんだよ。


「ん〜いいだいいだぁ。おみゃがゴンか?よろ〜く〜」



 よろーく?



「よろしくと言うことだ。


 ほら、ゴン君も」



 ……は、はあ。


 どーも。


 よろしくです。


 何かしっくり来ん。



「まあ、これでよしだな」


 よしの意味がまるで解らない。



「今日一日、

 君の身代わりをしてくれるんだ」



 へ?


 身代わり?


 ナゼニ?



「君は学校に行かねばならんだろう。


 もしもの場合があったら大変だ。


 …でだ。


 留守の間はここで、

 電じいに君の代わりを頼んだのだ」



 なるほどね〜。


 でもさ〜

 本当に大丈夫なん?



「ほう……。


 ならば、電じい。


 頼む」



 金剛はふくみ笑いをした。


 意味ありげに。



「あいよ〜」


 電じいが急に変なポーズを取り出した。


 ……ガニ股で……。


 ケツからなにか出るのかい?



 …………何も起きな……

 …へ?



 ピカーンと一瞬光り、

 …………あれどこ? 



「わ、わからん」


 金剛も予期していなかったらしい……。



 ……どっかから電じいの声がする。


「…っちだぁ〜」



 行ってみました。



 庭の隅、

 見てみると、

 顔、

 だけ、

 どーーーーーん!


 ほとんど埋まってます。


 かなりインパクトのある光景……。



「しっぺえじゃぁ……」



 ……どうなれば良かったん?



「………」


 金剛、憐みの目だ。



 おい……。



「あ、

 ああ……

 まあ予定では君の姿に変身させ、

 驚かそうと思ったのだが……」



 ……見ての通りってか。



 …………。






 ……だめじゃん。



「すまない……」


 金剛はいつも以上にきちんと謝った。



 あ……

 いや、

 うん。


 いいよ。


 つーか、

 ありがと。





 ぬわっ!「なっ!」



 ……目の前に僕の姿がもう一匹。









 タイミング悪すぎ……

 電じい……。




 とりあえず、

 留守番お願いします。



<あいよ〜>



 ……大丈夫なのか?


 金剛。



「……多分」










(次回こそ決戦の地へ!


 ……本当だってばさ〜〜〜!!)



「……お前、

 嘘ついたな読み手に……」



(まあな。


 なんでもありだし。


 もしかしたら次回は……)



「次回は?」








 …。





(電じいが主人公に)


「それは止めた方がいい……」

 三話目パワーアップ!!

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