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よふかし詩集  作者: 虎谷和泉
3/8

プール



爪先で起こした水しぶき

幼くない あなたの足

随分たくさん歩いてきたね


咲いては摘み取ったわるい花

棄てて正解だったと振り返る未来が

きっと迎えてくれる


あなたがきらいでも わたしは好きよ

あなたのこと

夜明けのブルーを抱きしめて

遠くへ行ってしまわないで



変わらないと思える今日でも

木々は芽吹き 雲は晴れる

かなしみの色もすこし熟した


始まりと終わりの連続に

息継ぎがうまくいかないこともあるけれど

足をつけてもいいよ


緑の宮殿で 深呼吸しよう

胸いっぱい

涙のプールを撫でていく

風は模様を変えるでしょう



あなたがきらいでも わたしは好きよ

あなたのこと

夜明けのブルーを抱きしめて

遠くへ行ってしまわないで





...「プール」...




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