1/8
夏至
もっとも短い夜よ
最高のフルムーン
晴れた夜にしか鳴かないきみよ
最高のBGM
腕を水平にひろげて歩いていたんだ
踏み外さないように、と
降りてみれば
光は 万物に注がれていた
さよなら 昨日の僕よ
最高のリスタート
目を覚ますまでいてくれたきみよ
最高のジューンブライド
腕を水平にひろげて歩いていたんだ
揺れてはいけないのだ、と
風が吹いた
光は 踊る指先を照らした
一枚 一枚の 葉の造詣が
祝福する
誰も いない 国道が
祝福している
...「夏至」...