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段ディーはソコらヘンに

彼は殺し屋だ

依頼を受ければ動かなくてはならない

この時代に人間なんて適当な生き物はいない

いるのが独自のプログラミングで動くロボット

いわゆる外からアクセス不能な城みたいなもんである


僕は日の焚かれたコンロの前でイスに坐りながら

DDD3をグラスからストローで飲んでいた

「さすがDDD味が違う」

僕は一人頷きながら立ち上がった

そろそろ時間だ


寒いその国では

外の気温が常にマイナス100度以下

空はほとんどが曇り空で、ここ50年ほど晴れた日はない

僕は吹き荒ぶ中を歩く

待ち合わせの喫茶店まで行かなくてはいけない


カラカラ・・・

戸のベルが凍りつくこと無く鳴る

からからから・

ボロは辺りを見回した

温かそうなコーデネートの店内

その中に片足のロボットがいた

「やあー」

まったく知らないが、挨拶をする

相手は軽く手をあげただけだった


「所で今回は」

単刀直入に聞いた

別段ばれて困るようなことはここでは言わない

掛け合いみたいなものだ


やつはスーと一枚の白い封筒を私に渡す

それが今回の依頼内容だろう

僕はびりびりと破く

上手く破く機能は付いていないが

別に今まで困ったということは聞かないし ない

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