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この世界に生きる意味  作者: 伊歩
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プロローグ

今日もケンカの声が飛びかう私の家


中学3年の私は父子家庭で、


2歳の誕生日にはもう母親はいなかった。


気持ちが伝わらない悔しさに


いつも反抗を繰りかえす。


こんな毎日が淡々と続いていく。


学校にも、信じあえる友達もあまりいなく


本当に一人なんだ


って何度も何度も思う。


誰かに同情してほしいわけじゃない。


むしろ同情なんかされたくない。


今まで、何度も父子家庭を理由に嫌な思いをしてきた。


父親は私が傷ついていることなんて知らないんだろう・・・



毎日の喧嘩でいつもあっちから出る言葉。


「出てけ」


「邪魔だ」



だったら生まなきゃよかっただろう。


だったら施設にでもなんでも預ければよかっただろう。


私だって、こんな人生を送るなら生まれてきたくなかった。


そう思って、昔は何度も手首に100均で買ったカッターをあてた。


でも、やっぱり、死ぬ感覚がわからなくて怖くて死ねなかった。


なんで生まれてきてしまったんだろう。


辛い、苦しい、


だれか、救ってくれないか。









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