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心地よかった涙

紗希目線  


心音はいつも私の憧れだった、自分に合ったスキンケアを探す心音、ヘアケアをする心音、バドミントンの練習を人一倍する心音、勉強をしっかりする心音、全てを目標にしてきた

だから心音に私が敵うことなどなかったのかも知れない

好きな人、白石くんに告白した、でも心音が好きだからと断られてしまった

私は白石くんが教室を出た後心音の方を見た

今思い返せばその時の私の表情は殺人鬼のように鋭かったと思う、別に心音に殺意を覚えたわけではなくて、ただ焦って、心音は私になんて顔向ければいいか悩むほど優しいから、だから私は焦りと絶望の表情を作って心音を怖がらせてしまった

そこから心音とは疎遠になってしまって高校も別れてしまった。ある日の試合で心音と当たった、今まで心音を目標にしていたけど、心音がいなくなってからは心音をこすことが目標だった、だから将来にあまり関係しない大会でも絶対心音に勝ちたかった

結構負けてしまった、悔しくて悔しくて、涙が止まらなかった、けどやっぱり私の憧れは心音で、憧れの心音は誰にも負けなくて人一倍じゃなく人百倍も努力する人で、前から変わってない憧れの輝きが眩しくて、心地よかった。 


心音、いつか勝つから、いつかあなたに追いつくから、だからそれまでは私の憧れのままでいてね

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