3.エッセイジャンルってどんなとこ?
現状、小説家になろうには激戦区と呼ばれるジャンルが4つあります。
異世界恋愛、現実恋愛、ハイファンタジー、ローファンタジー。
これらがなろうにおける四つの柱。最も多くの書籍化作家を生む主力商品ひしめく戦場と言えるでしょう。
このすぐ下にヒューマンドラマ、コメディ、推理、VRなどが続きます。ちな、推理はぶっちぎりで突き抜けた一作がポイントを荒稼ぎしているのと異世界恋愛後宮モノの出張所的な側面があるのでちょっと異質。ヒューマンは既に異世界恋愛植民地です。
エッセイジャンルはこれらに次ぐ第三勢力。最底辺ジャンルよりはいくらかマシだけど基本的には不遇ジャンルであると言えるでしょう。
最近はなろう批判もなりを潜め、爆発的にポイントが伸びることは滅多になくなったジャンルです。閑古鳥が鳴きまくっています。
こんなところで人気になろうなんて考えてはいけません。ぶっちゃけ一番メリットのないジャンルです。商業狙ってる作者さんはエッセイなんて書かずに今すぐ新作を書きましょう。
でもエッセイって楽しいんですよ。
小説だとプロット組んだり設定考えたり先の展開に悩んだり数字伸びずに苦悩したりするでしょう?
エッセイってそういうのとはほぼ無縁。適当にその場の思いつきで書いた数百文字が表紙にドカンと載ったりするのが当たり前かつ小説ではありえないほど気軽に感想も飛んでくる。
あとエッセイジャンルは単発の短い作品が多いゆえに、毎日のランキングに載っている作品を片っ端から読み漁るエッセイ専門スコッパーみたいな人もおられるので有り難い。
エッセイはいいところだぞ。どうせ伸びない連載なんか止めて、君もエッセイで毒を吐こう!
エッセイジャンルで伸びやすい題材はやはり、なろう関連の話。
ランキング批判、テンプレ批判、なろう作家の文章力、なろう小説は作者の幼稚な願望垂れ流しで気持ち悪いですねみたいな言い方で適当に1000字くらい書いておけばまず表紙は固い。
数年前までならこれだけで大げさではなくデイリー1000ポイント叩き出すことも可能だったんですよ。本当に、これマジで。
ハイファン>異世界恋愛のパワーバランスだった当時はエッセイジャンルと言えばワナビ作者厄介読者の巣窟。彼らのストレス発散の場だったのです。
単発エッセイに感想が100件つくくらい盛況で、その頃が僕のエッセイスト人生でも最も輝いていた時期かもしれません。……輝くな、そんなショボいところでっ!!!
ハイファン<異世界恋愛のパワーバランスになった現在では、エッセイはほとんど荒れなくなりました。個人的な推理ですけど、やはり気軽に暴言吐くような男性読者が多くいたハイファンより異世界恋愛の方が治安がいいんでしょうね。もちろん女性向けでも暴言吐く人はいるんでしょうけど、総数は減ったんじゃないかな? わざわざエッセイでお気持ち表明するような人も激減。これでは我が国の少子化にも歯止めがかからないわけだ。
という感じで今のエッセイジャンル、本当に平和です。静か、穏やか、閑古鳥が「寡占寡占」と鳴いているような状況。
今日は2024年1月13日なのであと3日でランキングページがリニューアルされるわけですが、されたからといって何か変わるとは到底思えません。
なので僕も戦うエッセイストなどという物騒な肩書きを置いて、ほのぼの雑談系エッセイストとしてこの連載はゆっくりまったり進行させてゆく予定です。
趣味の特撮の話とか、あとグルメの話もしたいんですよ。おいしいものを食べるのが好きなんです。
できればみんなでワイワイお話できる楽しいエッセイにしていきたいですね。たまにアホどもを煽ったりして。
皆さんも軽率にエッセイ書きましょう。
エッセイいいとこ一度はおいで。
そしてエッセイばかり書いて地味なポイント稼ぎに夢中になり本命の小説書くのを止めてしまえ!!!!!!!!←
いやマジでこれは本当にエッセイ書くのは楽しいんですけど、なろう批判系のエッセイでバズってから小説書かなくなる奴結構いるので気を付けましょうねというお話w
お手軽に承認欲求満たしちゃう魔性のジャンル、それがエッセイ!