物語のプロローグ
初めまして、Aoiです。
「こういうセリフカッコいいな」から書きました。
ある日、キラキラと輝く宝石を持った少年がいました。
村の人たちはなぜ少年があんなに綺麗な宝石を持っているのか、皆目見当もつきませんでした。
そこである日、村人たちは少年に聞きました。
「なあ、その宝石はどこで手に入れたんだい?」
少年は言いました。
「これはね、星の石なんだ。星の神様からもらった物なんだよ。」
そう言う少年に対し、村人たちの反応は一緒でした。
少年は嘘をついていると。
「そんなことあるはずが無い」
「どうせ誰かから盗んだんだろ」
「知られたくないから嘘を言ってるに違いない」
最後にはバカにして笑う人もいました。
少年は怒って村を出ていってしまいました。
「ねえ、星の神様のところに連れて行ってよ。」
しかし、一人の少女は違いました。
少女は少年をバカにすることなく少年の話を聞いていたのです。
「信じてくれるの?」
恐る恐る聞いた少年に、少女は言いました。
「あなたの話を信じたわけじゃないわ。」
少年はガックリしました。
しかし、少女は続けます。
「でもね、ここで誰も何もしなかったら何も変わらない。あなたの、そして私の物語はこれで終わってしまうわ。だから行くの、私たちの冒険が物語を変えるのよ。」
少年はその少女のことを気に入りました。
それから二人は星の神様のところへ向かったと言います。
少年の話が嘘か本当か、それは分かりません。
星の神様はいるのか、少年たちはどこへ行ったのか。
だって私たちは何もしていないのですから。
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