修正
後日、愛の魔王達と話し合っていた。
「まあ、あっさり帰ったんだよ異世界の私」
「自分が異世界で神様だったわけだけど、どう思ったんでしょうね」
「それはどうとも思ってないよ私なら、あっそっすか、程度の感想かな。
それよか、こっちがどうするのかほとんど聞いていかなかった」
「教えたらよかったんですよ。異世界真紀さまはNetflix見ながら次の星まで数千年漫画喫茶に引きこもる感じですよ。これは続かないでしょ」
「アマプラじゃなかったかな、それはどっちでもいいとして。ドリンクバーとシャワーが欲しいところだよね、あとカレーも。できれば夜中だけ開いてるコンビニとかさ。
それもどうでもいいんだが、転移は教わってるんだな、神様部のイザナミが聞かれたって言っていたから、私らがどうやって次の星までたどり着こうとしているのか、やることはなんとなく分かっているはずなんだよ」
「蘭子さんは人に頼るの嫌うから、煮詰まったら、そのうち自力でまた来るんじゃないかな」
異世界真紀さまと親交を深めた真紀さまが帰って来た。
「私はもう普通に行けますよ異世界真紀さま1もですけど異世界真紀さま2のところも。異世界真紀さま1の所から飛ぶのがやり易いけど、ここからでも骨伝導マイク使えば行けました」
「堤くん解析できたのか、仕事が早いね。
しかし真紀さまsの活動は活発だね」
「でも真紀さまの真似して異世界蘭子がここに来ても知らん顔して帰れないんだよな、ここでは魔法使えないから、そこを分かってないかもだから、こっち来たら必ずうちとこに来るんだよ」
「おい、私」
「とか言いながら。
お、来たな、異世界蘭子さん。
どうしたのだ私、だいぶ焦っているようだが、まさか帰れないとか言わないよな」
「くそ、嫌な私だ。
どうなってるんだ、魔法が使えないぞ、ここ!」
「私にしては間抜けだな、ここは魔法の無い世界なんだよ」
「イザナミさんたち何処だよ?このままじゃ、帰れないだろ」
「あわてるな、安心しろ帰してやるよ、方法教えるし。
あれ、そう言えば、なんで神様部だけデバイス無しで直接飛べるんだ?」
「やっぱり別格なんですかね?」「何か有りますね」
「まあいいさ、そのうち来るだろ。
所で話戻すけど、
うちは長い間宇宙船旅行しないんだけど聞きたいだろ?」
「なんと、ディスクローズするのか、やっぱり私はやさしいな」
蘭子は異世界蘭子にこれまでの研究結果を教えた。
「宇宙船に乗らなくていいのか、ほぼすべての問題が解決されたじゃないか。なんなら宇宙船に乗りながら、風呂とかトイレに食事に帰ってくれば良いじゃないか」
「寝に寝に帰ってもいいし、ネットしに帰ってもいいし、まあ、色々あるけど、そもそも船を転移させるから、着いたら乗り移ればいいんだよ。
異世界でもそうしたかったらそうすればいいよ」
「そうだ、そうだ、着くまで乗らなくていいんだよ、でも宇宙船じたいは必要か、小型化するにしてもバイホーン型船体は必要なんだな」
「え?宇宙船のかたち?」
「そう、葉巻型とか呼ばれてたUFOみたいな形。竹輪でもいいけど制動に必要なんだよ前方の噴射口」
「あっあー、なるほど」
唯は話に入ってきた。
「イントロンに円筒型の船体ってありましたね」
「そうか、意味不明だったが噴射口が2つ必要なんだ」
「ありがたい情報だろ、これは貸しにしておくよ」
「ああ、また情報頼むよ」
みゅー姫が愛の魔王と蘭子のところに来た。
「蘭子さん気付きましたか?」
「何を」
「異世界蘭子さんと見た目の歳が変わらないことに、ですよ」
「むこうが老け顔だろ、って言うか私は昔から老け顔なんだよ・・・つか、隠れて見てたんだ」
「そりゃ気になりますから、ちょっとテロメアを調べさせてください」
「・・・いやだ。神様とか言われだした時から老化止まってるんだろうな、とは思っていたよ、たぶん伸びてそのままだよ」
「真紀さまも成長が止まってますよ、異世界真紀さま2はまだ16歳ですよ。それなのに・・・」
「若い方によるのはいいことだよ。
だが16ってのも、もう少ししたら彼氏が出来るのか。なんとなくこのまま宇宙に旅だって欲しい気もする。親心的な感じで」
「彼氏が信徒ですかね使徒なのかな、ペアなのかも」
「あーそうか、アダムとイブなんだ。じゃあしょうがないか」
「愛の魔王は異世界2にいないみたいだね」
「私はこの世界にもいないし、私も唯さんとおなじで突然発生したのかな、と、そんな感じですよね」
「もともと異世界2には魔王は出ないのかもしれないね、なんかなごんでたし」
蘭子は急に立ち上がると
「まあいい、とりあえず星に行けるな」
「着陸船か、もしくは船自体を大気圏で浮遊させてランディングさせる実験しないとダメですけどね」
「こうなったら宇宙服を借りて来て身一つで行ってもいいさ・・・最終手段だが」




