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既に作戦は極秘に立てられ、裏で着々と準備は進んでいる。
しかし、そろそろ限界も近いようだ。
決着は、早めに付けておくに限る。
「ねぇ、二ノ宮。あんた、AIとか詳しかったりしない?」
出社してすぐ、神崎に尋ねられる。
「え?あぁ、専門分野だ。超詳しい。ガワも中身もいける。」
「・・・あんた、自分で超詳しいとか言って。恥ずかしくないの?」
そう言われると恥ずかしくなるのが人の性である。
「で、そんなことを聞くってことは何か頼みたいことがあるんじゃないか?」
「ご名答ー、二ノ宮にノアちゃんの改造・・・って言ったら感じ悪いけど、改良、かな?して欲しいの。」
改造。つまり、点検や、整備なんかではなく、ボディを弄って、そのものを変えてしまう。想定されていない外付けのハードや、無理をさせるような改造をすれば、ボディも、コアも・・・それこそ、データが吹っ飛ぶなんてことも・・・。
「それは、ノア本人が承諾しないと・・・」
「ん!・・・呼んだ?」
神崎の後ろから出てきた・・・!?何処に隠れてたんだ!?
「良いのか?その意味はわかってるのか?お前、後悔しないか?」
「だいじょぶ・・・私、は。役に立ちたい、から。家族の、為に。」
・・・その言葉を聞いて思い出したことがある。
俺の父親から聞いた話だが、初期型・・・プロトタイプは、6人いる。ノアも勿論その一人だ。
そして、アルルも。昔の話だったので忘れていたが。
アルルはNo.1。ノアはNo.2。そして後4人。
No.5、ペンデ。No.4、テトラ。No.3、イリス。そしてNo.0、エナベータ。




