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主人公異世界転生記  作者: 一ノ瀬彼方
主人公異世界転生記:弐
79/86

first

今日は社長の息子さんが来る日。

朝、俺とアルルが廊下を歩いていると、神崎と早瀬が偶然いたのでどう思っているかを聞いてみた。ちなみに、俺ら以外は社長の息子だとは知らない筈だ。

「どんな人が来るのか知らないけど、まあ手伝ってくれるならいいんじゃない?それより、さっさと済ませて仕事終わらせよー?」

と神崎が言う。

・・・ちょっと無関心過ぎないか?そんなことないかな?

「まあどんな奴が来てもボクの方が先輩だから、こき使ってあげよう。」

早瀬はマウント取ることしか頭にないのか?

「どうなんでしょう?私はマスター達と一緒に働いている訳ではないですけど、ここで一緒に住むって考えると怖い人より優しい人がいいですね。」

とアルルが言う。なるほどなぁ。確かに、一緒に住むことになるのか。

そんなこんなで。新入りがやって来た。

岩谷さんが新入り君に自己紹介を求める。

「俺の名前は一ノ瀬彼方。ここの会社の社長の息子だ。けど、俺は全然会ってないんだけど。俺はずっとゲーム・・・と言うかeスポーツをやってて大会で優勝経験があります。今後ともよろしくお願いします!」

俺たちから新入り改め、一ノ瀬君に拍手が送られる。

「えっと、それで質問なんですけど、そこの幼女は・・・?」

俺たちは一斉にノアの方を見る。

「え?私?・・・私、は・・・ノア。初期型、汎用・・サポート、AI。喋り方は・・・おぼつかない、けど。私、先輩、だから。よろしく。」

「お、おう。よろしく。」

・・・俺達も自己紹介した方がいいかな?

この後皆で自己紹介した。


「じゃあ早速アルファ版のデバッグ始めていくんで、お願いします。」

「うん。基本的にはオープンワールド系のファンタジーアクションRPGだと思ってくれていいから。」

早速始めるらしい。仕事熱心だなぁ。

「オペレーターは俺と二ノ宮がするから。」

と言ったのは黒沼。黒沼は初めは体育会系かと思っていたが、ただのイケメンリア充だった。爆発しろ・・・古いかな?

「うーーーーーーーん・・・。」

さっきから神崎がずっと唸っているがどうかしたのだろうか。

一ノ瀬をじっと見つめている?なんだ?一目惚れか?

いや、神崎に限ってそれはないか。


「そこの曲がり角を右に・・・で、この壁を壊してみて。」

『わかりました。ここの色の違う壁ですね。えい!』

スパン、と仮想世界で剣が壁を一刀両断する。

すると中から宝箱が・・・!

『おお!開けていいですか?』

「ああ、開けてくれ。」

俺が指示を出す。すると宝箱が開いて、中から・・・!

『あれ?何も入ってないですね』

「あれ?ここって誰が担当?」

と俺が聞くと、

「確か、神崎さんじゃなかったかな。聞いてくるよ。」

と黒沼が返してくれた。

「うし。一ノ瀬君。取り合えず、一旦戻っておいで。こっちで修正するから。」

『はい!戻ります。』

一ノ瀬君は岩谷さんの不安を綺麗に打ち消して、順調に仕事をしていた。


そして、ついに。

「よーし。後はこれを出力すれば・・・ベータ版の完成だ!」

ここまで来るのに八ヶ月ほど経った。

一ノ瀬君は凄く働き者で作業効率が上がった。

そして事件は起こった。

「おい!隣の施設燃えてるぞ!」

と岩谷さんがダッシュで部屋へ来て伝えてくれた。

それを聞いて動揺していると、突然。

ドカーン、と大きな爆発音がした。

「マスター!侵入者警報です!既に建物の全体の3%を占拠しています!」

ここは結構セキュリティが強かった筈なのに!

防壁が閉まる。耐火扉だ。侵入を妨げる意味も込められている。

電気系統はやられていないようだが、いつ停電してもおかしくない。

何でだ?どうしてここに?どうやって逃げる!?

全員に焦りが見える。そりゃそうだ、命の危険だ。

「取り合えず、脱出しよう!」

そう言ったのは神崎だった。

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