Encounter
無性に書きたくなったんで書きました。
後書きにちょっとキャラ紹介があるよ!
俺が部屋でくつろいでいると、自室の整頓が終わったらしいアルルが部屋に訪ねてきた。
「そういえば、私も挨拶しに行った方がいいですよね?」
とアルルが呟いたことによって気付く。
「確かに、岩谷さんにしか言ってないし。挨拶しに行くか・・・でも一人で行ってきてくれ・・・。」
「・・・さっき疲れて帰ってきましたもんね。」
はぁ、と人間味溢れるため息をアルルが付いた後、ドアを開けて廊下に出ていった。
アルルは、内心高揚していた。
アルルは人間と関わったことが極端に少ない。
それはアルルが主人公から離れることが少ないからだが。
「・・・私、挨拶しに行くのに部屋教えてもらってないや・・・どうしよう。」
アルルが思案していたその時。
目の前に白髪で碧眼の幼女が現れた。
「あれ?・・・よろしく、お願い・・します・・・?、人、間?」
きょとん、と小首をかしげる。
「えっと?マスターの同僚さん・・・ですか?」
え?こんな小っちゃい子を働かせてるの!?ぶ、ブラック・・・とアルルは思った。
「マス、ター・・・?誰・・・の、こと?」
「私のマスターは二ノ宮誠様です。マスターは超一流のプログラマーでありながらAIのエンジニアでもあるんですよ!?」
「二ノ宮、誠・・・。知ってる、さっき・・・会った、し」
「そうなんですか!?ぜひこれからもマスターと仲良くしてあげてください!」
とアルルが言った後。幼女は、ん。と頷いて
「さっきから、思って、いた・・・けど。マスター、って・・・どういう、こと?」
「どういうことってどういうことですか?マスターはマスターですけど?」
とアルルの頭上にハテナが浮かぶ。
「単刀直入・・・に、聞く。あなた、は、AI?」
と聞かれ、アルルは微笑して
「はい。私はAIです!・・・もしかして、あなたも?」
「私、も。AI。名前は・・・ノア。」
「そうなんですか!同じAI同士仲良くしましょう!あ、私の名前はアルルです。よろしくね、ノアちゃん!」
「・・・うん。よろしく。アルル。」
その後、仲良くなった二人で挨拶周りしに行ったのであった・・・。
一方その頃。
「おーい、二ノ宮。いるかー。」
こんこんとドアをノックする音が聞こえてくる。
「はい、居ますけど・・・」
がチャリとドアを開けると、ドアの前で岩谷さんと神崎、黒沼が立っていた。
「どうかしましたか?」
と俺は岩谷さんに尋ねる。
「いや、実はな・・・」
と岩谷さんは話を切り出す。
話を纏めると、ノアにも部屋を貸したらしいのだが。元々、家に住んでいた訳ではないので、家具が全くない状態な訳だ。岩谷さんはそれを見て最低限の家具位は揃えてあげようとしている・・・ということだ。
「勿論いいですけど、肝心の本人は何処に?」
「・・・今探している最中でな」
岩谷さんが神崎と黒沼を見る。
「二人とも、ノアと二ノ宮の所のアルルちゃんが一緒に挨拶に来たらしく・・・二ノ宮の方にもいないとなると・・・はぁ、探すか。」
「それなら・・・ちょっと待ってて下さいね。」
俺はスマホを取り出して、その画面を見せる。
「スマホから位置情報を確認できるんです。今は・・・アルルは自分の部屋にいますね。」
「「「・・・。」」」
三人共、無言になった。何で?
すると黒沼が、
「二ノ宮。あんまり束縛しないでやれよ。」
さらに神崎も
「二ノ宮君ってそーゆー人だったんだー。へー」
・・・言い方がなんかムカつくな!?まあいいけど。
っていうか、しゃべり方に違和感が?
「神崎、さっき早瀬がいた時は敬語だったのに今はタメ口なのかよ?」
「あー、あれね・・・気にしないで。つい癖で。」
癖で敬語が出るのか。神崎って実はいいとこのお嬢様なんだろうか?
「ま、まあとりあえずノアちゃんに会いに行こうぜ。」
と話題を戻そうと黒沼が言う。
「じゃあ、行こーう・・・二ノ宮、道案内よろしく。」
とさらに神崎が便乗する。
俺は廊下に出て、皆をアルルの部屋に案内した。
部屋のドアの前に立ってノックをする。インターホンとかないんだなぁと今更ながら気付く。
「はーい。あれ?マスターと・・・マスターの職場の方、ですか?」
「俺は黒沼翔大。よろしく!」
「私は神崎有珠です。よろしくね、アルルさん。」
「俺は岩谷浩だ。早速なんだが・・・ノアを知らないか?」
素早く話題を切り出していく岩谷さん。
「ノアちゃんなら、ここに居ます!ノアちゃーん!お客さん!」
ばたばたと手を振ってノアを呼ぶアルル。やっぱりまだまだ子供だな。
「ん?・・・皆、揃って・・・どうした、の?」
岩谷さんらがノアに説明する。
「・・・?つまり、家具を・・・買いに、いくという・・・こと?」
俺らは頷く。
「いいじゃないですか!折角なら、私の部屋より豪華にしちゃいましょう!」
「でも・・・お金、ない。」
金もないのか・・・どうやってこの会社入ったんだ?
「それぐらいは大丈夫です!私もマスターも出します!」
「え?・・・まあ、出すけど・・・?」
「言いましたね?言質、とりましたよ?」
こ、こいつっ!・・・まあいいか、それぐらい・・・いやまて、家具何も持ってないんだぞ?ベットも机も椅子も・・・全部買ったらいくらに・・・!
俺は財布の心配をしているその時、岩谷さんが俺の肩に手を置いて
「大丈夫だ、俺も出す。」
とドヤ顔でキメた。
「か、かっけえ・・・。」
その後、大荷物を持って帰ってきた俺らは、残っていた早瀬にとても驚かれた。
何となくだが、ノアが初めて笑った気がした。
ちょっとキャラ紹介
主人公の二ノ宮は黒髪で全体的に地味な感じがする。
大体服は黒系。
神崎はチャラい感じだけど結構服にお金掛けてる。
黒髪ロングに赤メッシュ。でも背はそんなに高くないからか威圧感は全くない。
ただチャラいだけ。チャラいかどうかも怪しい。
黒沼は元気キャラ。茶髪で細マッチョ。食べても太らないらしい。
早瀬はノアよりちょっと大きい位の背丈。黒髪ショートでなんかふにゃふにゃしてる。
岩谷はガタイのいいムキムキ。二人も筋肉キャラがいるってどういうことだよ!?
要するに黒髪のおっさんってこと。
ノアは・・・作中に書いてあるけど、白髪碧眼ロリ。パッと見小学生。
意外と人間に近いけど、初期型だからかよく見ればわかる。
アルルは薄いピンクのポニーテール(プロローグ:弐を参照)。高校生位の見た目。




