Project
なんか早くね?って思ってもそっとしておいてください。
てか、早い方が嬉しいのでは?
岩谷さんは仕事についての詳しい説明をしてくれた。
職場の構造や席、設備に至るまで。
ただ、目標とやらは意味不明だったが。
「この部署の現時点での最終目標は、まるで現実世界のような仮想世界を作ること・・・らしい。」
「いや、大雑把過ぎない?流石のボクでも目的ぐらいは知りたいかなーなんて。」
とボクっ子・・・もとい早瀬が苦言を呈する。
これに関しては俺も同意見だ。というか皆も同じらしい。
ノアとかいうAIを除いて、だが。
「目的、か。正直俺もよくわかってないんだが、社長が言うには、世界の命運が懸かってるらしい、とだけ言っておこう。」
はぁ?急にスケールが壮大だな!?
・・・どうやらこれについても全員同意見らしく、皆呆けた表情をしていた。
いや、神崎を除いて・・・だな。
これは・・・無だ。思考を停止してる。
まあ、気持ちは分かるが。
「えー、ともかく・・・そんなことを言われても困ると思うから、まず第一目標!とりあえず、プログラムだけ作ろう。
要するに凄くリアルなVRゲーム作ろうぜってことだから、まずはプログラムだ。とは言っても・・・メインプログラムだけでいいしな。すぐ終わるだろう。」
実際、最近のゲームは大半がAI使ってるしな、と岩谷さんは付け足して、
「じゃあ、まずはミーティングから始めるか?」
結局、今日はミーティングだけで終わった。
んで、家に帰ってきた訳だが。
「あ、お帰りなさい!マスター。これ、テレビ見てください!テロですって、隣町ですよ!?あれ?ここって・・・。」
・・・テロ組織に俺の職場が占拠されてた。
え?明日からどうするの!?




