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主人公異世界転生記  作者: 一ノ瀬彼方
主人公異世界転生記:壱
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2度目の出会い(あまり嬉しくない)

「・・・ってここからかよっ!」

そこは死ぬ直前。

今、俺を殺した魔物(やつ)と対峙している。

ここに飛ばした作者をぶん殴りたい。

ちなみにここには俺しかいない。一回目で助けを呼んでも返事がなかったからだ。

これはもしや、何度も死んで道を切り開く的なイベントか?

いやだなぁ。初めてのコンティニュー(やり直し)がもう一度こいつに殺されて終わりとか不運。

てか、マジでこいつと出会いたくなかった。

取りあえず、逃げる!!!

「ぎゃぁぁーー!!!お、追いかけてくんなーーー!!!って前に木がっ!?」

と、俺は間一髪でよけた。

「あっぶねぇ・・・。今度は崖!?」

と、俺は・・・俺は・・・。

「お、落ちたー!!!」

そう。飛び降りたのである。

死ぬじゃん。

あいつから逃げるために飛び降り自殺するとか俺馬鹿なんじゃねーの!?

・・・やべっ、頭から・・・。


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