拝啓、皆様。お助けを!!
「えっと、あの、その・・・。」
俺は複数のガタイのいい借金取りに追われていた。
そう。追われていたのだ。
「おい!俺らは、お前にしっかり金貸してやったんだぞ!それなのに返さないってのは、駄目だよなぁ?」
「おら!!とっとと出すもんだせ!!」
「金貸してやったろうが!!」
俺は追われていた。そして今、捕まったのだ。
もう、めっちゃ声が裏返ってる。やばい。これは、『死』・・・。
「なあ?まさかよぉ、払えないなんて、言うんじゃねぇよな?」
ちなみにノアはどっか逃げやがった。許さん。
町をやっと見つけて、入った所までは良かった。そこからだ。
そこから、俺らの、いや、俺の逃走が始まった。ある時は行き止まりに入り、見つからないことを祈り、ある時は、息切れで走れなくなって、見つからないことを祈りながら休み、ある時は追われてるのにこけて、捕まらないよう祈った。
もう祈ることしかできなかった。
「おら!無視すんな!」
「カシラ!!こいつ何も持ってませんぜ!」
そりゃそうだ。俺、今さっきここに来たのに何か持ってるわけねぇじゃん。
「おい!金はどこだ!さっさと吐け!」
「いや、ないっす。」
すると、そいつは一瞬フリーズして
「は?」
と返した。




