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主人公異世界転生記  作者: 一ノ瀬彼方
主人公異世界転生記:壱
1/86

プロローグ

俺、一ノ瀬彼方(いちのせかなた)は死んだ。

18歳という若さで死んだ。

そして今、俺は俗にいう天国と呼ばれるにいるのだろう。

目の前には、金髪の、まるで女神のような人がいる。

日本にあった二次元の女の子みたいなのとちょっと似てる。

「さて、一ノ瀬彼方さん。あなたはこの世界の中心。主人公なのです!」

唐突にそんなことを言われた。

駄目だ。理解できん。

「えっと、もしかして理解できてない?」

そう言われ、俺は頷いた。

「じゃあ、分かりやすく言うとね・・・。この世界はアニメや漫画のような世界で、あなたが主人公なの!」

なるほど、わからん。

「えっと、つまりここは二次元で、俺はその世界の主人公ってこと?」

「うん、まあ大体そんな感じー」

てか、今更だけど威厳もなにも感じれないんですけど・・・。

「ん?アニメや漫画なら読者や作者がいるはずなんだけど。」

我ながら鋭い推理、死ぬちょっと前までミステリー小説を読んでた甲斐があった。

「もちろんこの世界を創った創造者である作者。この世界を観る観測者。そして私やあなたみたいなキャラクターが存在するわ。」

まじか。

「なあ。主人公補正とか欲しいんだけど。」

主人公補正があれば勝ち組になれるはず!逆に無いとか考えられない!

どうかこの作品が俺TUEEE系でありますように!

「それは、作者の気分ね」

・・・後ろで絶望のBGMが流れた。

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