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Moon③

『…あの、ここってレストランじゃなかったですか?』


女の子が言う通り、元々ここはレストランである。

お休みの日に、こうして喫茶店としてお店を開けている。

オーナーは、知り合いで優しい人だから快くOKしてくれた。


『そうだよー。今日は、喫茶店なんだ。』


はちみつteaをふーふーと冷ましながら、ベアが女の子に言った。

女の子は、えっ!?という顔をして、目を見開いた。


『えっ…!?ぬいぐるみがしゃべった?』


ベアったら、また人を驚かせちゃって…。

いきなり話したら、皆びっくりするでしょ…ていつも言ってるのに…と思いながら、私は口を開いたのだった。


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