8日目 トイレは何処
今回はいつもより長めです。
多分これからもこれぐらいになると思います。
では
「なあイリス。」
「なんだ?」
「なんでお前のお母様は俺の名前知ってたわけ?」
「ああそれか。それはまだ話してなかったな。
この世界が゛RPGの世界゛の世界というのは前話したな?」
「そんなこと言ってたな。」
「そのせいかこの世界には゛魔法や魔術゛それに加え゛超能力゛が存在する。」
まあありがちな設定だなって…
「超能力と魔法って何が違うの?」
「魔法は呪文を唱え、それによって様々な現象を起こすのだ。」
「ほうほう。」
「一方超能力は、何もしなくても使う者の意志によって発動される。」
「なるほどね。」
「覚え方も違う。
魔法は本に書いてある呪文を覚えれば、それで使える。
だが超能力は、ごく稀にそれを備えたまま生まれてくるのだ。」
「みんな使えるんじゃないのか。」
「ああ。お母様の超能力はテレパシーだったからアレスの名前が分かったのだ。」
あるあるだな。
明らかに弱そうなのが、メチャクチャ強いっていう。
「着いたぞここが客間だ。今日はここで休んでくれ。」
「オーケーオーケーサンキューな。」
「食事の時は呼びに来る。では私はこれで。」
「おう。」
こうして俺はようやく1人になれた。
なんで俺はこんなへんてこりんな世界に来ちまったんだ?
「さてこれからどうすっかな~。」
行くあてもないし。
いつまでもイリス宅に居座るわけにもいかんし。
誰が俺をここに連れてきたのかもわからん。
とりあえず、朝からトイレしてなかったからもう限界だ。
トイレどこか聞いときゃよかった。
~少しして~
マジトイレどこだよ…
「はぁ…はぁ…トイレぇ…どこぉ…」
もう…限界…
あれは…メイド長のヒュプノスさん?
ちょうどいい…
聞いてみよう…
「あの、ヒュプノスさん…トイレどこですか?」
「それでしたら、あちらに。…でも今は…」
ビュンッ
もう我慢の限界だ…
急がなければ…
大事に至る!!
「失礼しまーす!」
あった!我らの安らぎの場所。
トイレ!
しかしこのトイレ横に広い…ってか、なんか湯気出てね?
まさか風呂と一体化したやつ?
さっきイリス、風呂入るとか言ってたし…もしや…
俺はおもむろに横を向いた。
そこには!
何と!
お風呂中のイリスg…
「ぐはぁ。」
桶が飛んできた。
「なななななぜ貴様がこ、ここに!?」
「それは…トイレに…」
ガクッ。
気を失ったらしい。
ってまたこれかよ。
どうでした?
長かったでしょう?
ではまた次回~