表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
怪談を無理やり面白くしてみよう  作者: きつねそば
10/44

座敷童

夏休み、それは全国高校生が待ち望む青春の夏。


「オゥ…日本の夏ハ相変わらず暑いネー…」


夏休み、それは高三にとって、受験の追い込み時期。


「air-conditionerエアーコンディショナー使いまショウヨ~イェアーコンディシュヌゥ~」


そんな大事な時期に何故、俺が外人のおっさんに絡まれているのかと言うと、なにを隠そう、コレが我が家の座敷わらしだからだ。


「ア無視?無視スルノ?座敷わらしダヨ私?」

しかもなぜかペリー。

うん、黒船の。FLASHでお馴染みなやつ。

「うるさいぞペリー」

「ワタシペリーじゃないヨ!?」

「どっからどう見てもペリーだろ、軍服着てるし」

「違ウヨ。別人デス」

しかも何故か認めないし、なんなんこいつ。

「モウ暇ぁ~…ソウダお供え!お供えしてクダサイヨ~、ミートパイ食べタイネ!!」

「japanの家庭でミートパイは作らねぇの、クリスマスに七面鳥も食べないの」

俺はプリントをやりつつペリーを流す。

ケン〇ッキーで我慢しろ。俺は好きだぞ?クリスピーとか。

「chickenは美味しいネ!でもturkey(ターキー、意味:七面鳥)のほうが大きいヨ」

でかけりゃ良いってもんじゃないだろ。

「japaneseは小さくて高性能好きヤカラネー」

「はぁ…」

俺はシャープペンを置いて、前にがっくりと頭を落とした。

「…やる気なくした」

「なら、ケン〇ッキー買いに行きまショウ!クーポンありますシ!」

ペリーが朝刊のチラシを差し出す。

「…どんだけ喰いたいんだよ、お前は」

俺は苦笑しながら、チラシを受け取った。




…もうこれ怪談じゃないよね!!めでたしめでたし!(`・Д・)ノシ゛

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ