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一章:グンマー帝国はこうやってできた

未開の地「グンマー」。

そこには、日本人ではない先住民族が存在していた。名をグンマー人という。


グンマー人には、日本人からすれば理解不能、意味不明としか言いようのない伝統があった。

バンジージャンプができなければ、成人と認められないのである。


この異質で、どこか異国を感じさせる地「グンマー」について、日本人はもっと知るべきだ。

ゆえに、ここに記しておくことにする。

(著・グンマー人)


※注意書き

本作品はフィクションであり、実在の自治体・団体・人物とは一切関係ありません。エンタメとしてご覧ください。


まず最初に、皆さんが知っておかなければならない重大な事実がある。

かつてグンマーは、二つに割れていた。


前橋村が率いる西グンマー地域と、高崎村が率いる東グンマー地域。

両者は何百年もの間、グンマーの覇権を巡って争い続けていた。


しかし、日本の首都が東京に定められたことで、その均衡は崩れる。


北陸豪雪地帯、ナガノン森林保護弁務官区、そして東京を結ぶ重要な道が、高崎に建設されたのだ。

これにより高崎は急速に発展し、グンマーの覇権を握りかけた。


これを良しとしなかったのが、旧前橋村勢力である。


彼らは

「高崎はグンマーを東京の植民地にしようとしている」

という噂を流布した。


そして、強引に前橋村へ政治の中枢を設け、

「グンマーの日」――高崎村の人々がチバ二ーランドへ出払っている隙を突き、選挙を強行。

ここにケンポーが制定された。


グンマー帝国憲法(抜粋)


・一、グンマーは日本から独立した地域である。

・二、グンマーを一番だと思わぬ者は国外退去とする。

・三、村長は前橋村より選出する。


(中略)


・十四、バンジーができぬ者、グンマー人に非ず。

 ただし成人まではこれを問わない。

 なお成人式はバンジーが好ましい。


(中略)


・百、グンマー帝国、ここに建国する。


このケンポーに反発した高崎村の人々は反乱を起こしたが、

全グンマーを敵に回しており、失敗に終わった。


さらに彼らは東京を知ってしまっていたため、

心からグンマーを一番だと思うことができなかった。


結果、国外退去。


こうして高崎難民が発生したが、

ダサイタマ共和国が北部に彼らを受け入れた。


このときは、誰も予想していなかった。

この出来事が、後に大戦争の火種となることを。


グンマー帝国は、こうして誕生した。


だが、物語はここで終わらない。


悲惨な北関東の傷の舐め合い。

首都圏との全面戦争。

止まらない北の帝国。

四国バトルロワイヤル。

禁断の北九州。

オオオオサカの首都計画。

そして――

シマネーによる全日本砂漠化計画。


日本は、まだまだカオスになる。

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