007話 ルディナス王家の家族の一員となる。
この作品を選んで、お読で頂きありがとうございます。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
私のお母様は国王カーティスとの婚姻が成立した夕刻には広いダイニングルームで国王の兄弟の家族が集まり祝いの席が設けられたけど、なかなかの顔ぶれでして私も流石に緊張しました。
「うっん、先ずはゲティナとアリシアに俺の家族を紹介しようか、俺達の両親は王家の避暑地に別荘が在ってな、そこで優雅に隠居生活しているがな」
「兄貴俺から自己紹介するよ、俺の事は知っていると思うが、冒険者ギルドでギルドマスターをしているゲィンズだ」
「私はルディスよ、ゲィンズの妻で同じくサブマスターをしているわ」
「次は私ね、リズリアよ、皆からはリズと呼ばれているわ、兄の秘書をしているのでよろしくね」
「私はリズの夫のケビナスです。宰相の職を勤めてます。ケディナ様、アリシア様、以後顔見知りおきをお願いします。しかし、やっと結婚してくれてホッとしました」
「おい、ケビナスまでそんな事を言うなよ、今まで散々ゲィンズとリズに散々言われているだからよ、まぁ、良いか、うっん、それではルディナス王家の繁栄を祝して乾杯」
「「「「「乾杯」」」」
王家の兄弟の家族の自己紹介が終って、国王カーティスの音頭で乾杯が始まり、私はお母様の隣の席で目の前にある豪華に料理を美味しく頂く。
ルイとルーズも私達の後方で、別に高さが30cmくらいの低いテーブルが用意されて私達と同じ料理を美味しそうに食べている。
ゲィンズが私によく話しかけて来てくれて、冒険者の仕事をするなら誰か護衛を付けるようにと国王カーティスに進言してくれた。
「アリシアは今後も冒険者の仕事がしたいか」
「はい、出来ればしたいです。この子達にも運動させたいし」
「そうか、兄貴、アリシアに護衛を付けてくれるか、流石に森に子供一人で行かせる訳にもいかねし、ましてやケディナさんを行かせる訳にもいかんだろ」
「おぅ、そうだな、アリシア、俺の事は出来ればお父様と呼んでくれると嬉しいが、どうかな」
「私がお父様と呼んでも良いですか、なら、お父様、護衛を付けてください、出来れば女性が良いです」
「そうだよな、女性の護衛か、ならバトルメイドのラティナとリイナを付けるか、ケビナス頼んで良いか」
「あぁ、あの二人なら大丈夫でしょう、本来なら王妃付きになる予定でしたが、アリシア様も大切ですからね、明日の午後から付ける様に辞令を出します」
「うん、あの二人ならAランクの実力だしな、冒険者証も持っているから丁度良いな、良かったな、アリシア」
「はい、嬉しいです」
「ところで、アリシア、森へ探索に行くのは良いが、ちゃんとケディナの許可は取ってくれよ、それだけは約束してくれよ、ケディナに余計な心配はかけたくないからな」
「はい、お父様、お母様、それで良いですか」
「そうね、そうしてくれると私も安心できるわ、ルイとルーズも一緒に行くでしょう」
「うん、勿論よ、私の守護獣だもの」
私はどうやら前の公爵家の様に粗悪に扱われる様な感じてはなく、私にも専任のバトルメイドが付くみたいですね、クソ公爵の時とは違い待遇が良くなるようです。
その晩からケディナは薄い白地のネグリジェ一枚だけを身に纏い、カーティスと寝床を共にする為に寝室のキングサイズのベッドの縁に座って待つ。
カーティスがタオル地のガウンを一枚着て、寝室へ入って来ると薄い白地のネグリジェ姿のケディナを見て顔を少し赤くしてテレながらケディナの隣に座る。
「え~と、待たせてすまない」
「いいえ、それ程でもないわ」
「本当にすまんな急でな、俺がケディナを見て一目惚れてしまったとリズに言ったら、なぜか張り切ってしまってな御覧の通りだが、本来ならもっと時間を掛けるべきなんだろけどな」
「うふふ、そうね、でも妹のリズさんにあれだけ必死に懇願されたのには驚いたけど、嫁ぐ相手の家族に祝福されるのなら良いかなと思ったわ、それにアリシアの事も考えてくれていたのが嬉しかったの」
「うん、アリシアは本当に素直でいい子だな、俺もアリシアを大切にするよ、一応言っておくが8歳から王立学園の初等科に入学して貰うよ、国民の義務だからね」
「えぇ、学園にですか、あの子には良いと思うわ、私の自慢の娘だものきっと良い友達が出来ると思うわ、あのそろそろ始めますか、そのかなり大きくなってるけど」
「えっ、すまんな、ケディナの透けてるのを見てついな」
「うふふ、そんな、謝る様な事ではないわよ、え~と、抱いた経験はありますか」
「すまん、情けないけど経験がないのでな、上手く出来るか自信がないのだがな」
「ううん、そうなの、なら私が上になりましょうか、私とアリシアを大切にしてくれるのなら、貴方に尽くして子供もしっかり産むわよ」
「そうか、なら約束するから頼めるか」
「良いわよ、ベッドの上に仰向けで横になってくれる」
ケディナはカーティスにベッドの上に仰向けに横になって貰う。
「それじゃ、少し入れる準備するから暫らく我慢してね、もし出そうになったら言ってね」
ケディナはカーティスの股間の上に乗り、ゆっくりと腰を前後に動かす。
「あぁ、分かった・・・うっ、これだけでも気持ちいいな」
「うふふ、そう、もう少し我慢してね・・・」
ケディナは入れる準備が出来るまで腰を前後に動かす。
「そろそろ好いわね、貴方入れるわよ、良いかしら」
「あぁ、頼むよ」
「うん、それじゃ、でもチョッと大きいわね、うっんん・・・・」
ケディナは腰を浮かして、カーティスの大きくなった物を右手で優しく握って入口に入れて、ゆっくりと腰を下ろして奥へと招き入れて行く。
「オッ、オ~、これは気持ち良すぎる~、オッ~・・・」
カーティスは初めての体験でケディナの中の気持ち良さに声を挙げて感じる。
その晩はカーティスとケディナは1回2回とケディナが上に乗り、カーティスに胸を揉んで貰いながら愛を育み、その間にケディナはカーティスと何度もキスを交わす。
ケディナは3回目からは下になってカーティスが上になってもらい入れ方を教えると、その後はカーティスが夢中でケディナを奥を突いて初夜で7回ほど愛を育くむ。
ケディナは初めて義務ではなく、純朴なカーティスとなら本当の夫婦になれるのではないかと期待を寄せて本気で愛を育んでいた。
最後にはケディナはフリではなく初めて絶頂を迎えて、終えた後にはカーティスを愛おしく思い口づけを交わし抱き合って眠りに就いた。
朝になって私はルイとルーズと同じ広いベッドで熟睡しているとメイドのケイナが部屋に入ってきて窓のカーテンを開けてから起こさせれる。
「アリシア様、朝ですよ起きてください」
「うっん~ん、あっ、そうかここはお城よね」
私は背伸びをしてから起きて、メイドのケイナを見て、ここが城の部屋だと思い出す。
「お早う御座います。そうですよアリシア様、昨日から王女様になられたのですよ、さぁ、お着替えしましょうね、陛下と王妃様がダイニングルームでお待ちになってますよ」
「あっ、はい」
私はメイドのケイナに手際よくバジャマを脱がされて、可愛いドレスを着せてもらう。
着替えが終りメイドのケイナに髪の毛などをヘアーブラシで寝ぐせを直してもらい身形を整えられてから部屋を出て、メイドのケイナに連れられてダイニングルームへと向かう。
私の後にルイとルーズがルイの背に乗って後を付いてくると、すれ違うメイド達がお辞儀をしながらルイ達に視線が行くのが見ていて少し面白く感じた。
「お父様、お母様、お早う御座います」
私はダイニングルームへ入ると上座に座る国王カーティスと左側に座るお母様に元気よく挨拶をする。
「アリシア、お早う」
「お早う、アリシア、よく眠れたのかな」
「はい、お母様、ぐっすり眠れました」
私は挨拶を交わすとお母様の隣に座る。
「うっん、それでな、今日の予定だが、王家の縁戚の商会を呼んでいるから、ケディナとアリシアはドレスとか必要な物を何着か作って貰いなさい。それと宝飾品もな、ある程度は揃えておく様にな」
「えっ、あっ、はい、分かりました。その時には誰か目利きの者を付けて貰えるかしら」
「あぁ、王妃専属のメイド長のミルマと数人のメイドが付き添うから大丈夫であろ」
国王カーティスは少しテレながらケディナに伝える。
それからは朝食の料理がメイド達の寄って配膳されて、私は初めて家族と一緒の朝食を食べると、何だかこれが家族団欒なのかなと改めて感じた。
ルイとルーズも私の後方で専用のテーブルに置かれた料理を行儀よく美味しそうに食べているのを見て、その様子を見るのも心が和むのは言うまでもなかった。
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