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聖龍神の加護を与えら転生した先が公爵家の第2夫人の娘でしたけど、理不尽な父の扱いに耐えかねてお母様と一緒に離縁して第二の人生を歩みます。  作者: 境屋 ロマン


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015話 ルイとルーズの活躍で広大な湖が創られた。

この作品を選んで、お読みで頂きありがとうございます。

この物語はフェイクションです。

物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。

 私はお姉さまと空と地上からの帝国側の建設中の訓示拠点の街の破壊工作を無事に終えて湖の作る事に成功して、私と合流したお姉さまと意気揚々と建設中の砦の街へ歩いて向かう。


 今回の作戦の見所は湖がダンジョンコアの役目を果たし、魔物が少ない帝国側の森を一気にダンジョン化していき魔物を発生させることだ。


帝国側の国境の街はこれから周辺の森の中で魔物が大量発生し、間引きを始めなければ半年後にはスタンピートが発生し痛い目を見る事になると私は見込んでいる。


 私とお姉さまは砦の門の前に立ち立派な砦の外観を眺めてから監視塔の衛兵にお姉さまが合図すると、しばらくして門の扉が開いて二人で門を通り砦の内部に入る。


 門を通ると通路が薄暗く四方が当然壁と高い天井があり左右の上部には弓矢で侵入してきた敵兵を攻撃できるようになっている。


通路を抜けると明るくなり空が見えてくると円形の石のブロックで造られた障壁があり、正面に鉄の扉があるけど今は開いている状態にある。


 私とお姉さまが砦の通路から出ると石畳みの四角い広場があり、正面の先に街路が正面の遠く見えるダンジョン都市の防御壁の門まで伸びていた。


「アリシア、この砦の左側が兵舎になっていて右側が私が勤める総司令官の執務室がある作戦本部なのよ、少し離れた広場に面した所にある白い建物が私が住む屋敷よ見ていきましょうか」

アセリアはアリシアに完成している屋敷の中を見せようと連れて行く。


 私はお姉さまに連れられてルイとルーズを伴ない白い屋敷に向って広場を歩いて向かい門を開けて敷地内に入ると門の正面に馬車が二台通れる幅の通路があり、通路の両サイドには背の低い茶葉の木々均等に植えられていた。


茶葉の木々の奥に花壇が並列しており芽が出ているのが見て取れて、花が咲き誇れば綺麗な中庭になると想像が出来た。


 玄関前に着いて二人で階段を3段上がって踊り場を歩いて両扉の玄関ドアを開けると、玄関ホールの置かれている家具や箱が積まれた荷物をメイド達5人と作業着を着た5人が忙しなく運び入れていた。


「皆さん、ご苦労様です。順調かしら」


「アセリア様、いらっしゃいませ。はい、あと3日くらいで終ると思います」


「ご苦労様、ルキア紹介するは隣に居るのがルディナス王国の王女アリシアよ、アリシアもこの屋敷に住むから私の部屋の隣にお願いね、神獣のルイとルーズもアリシアの部屋で一緒に住むからよろしくね」


「あの、まさか、先ほど外からドンドンと大きな爆音みたいのが長いこと聞えてましたけど、若しかして・・・・」


「うふふ、そうよ、この子達の力を借りて帝国側のゴミを綺麗に掃除してたの、後で砦の上から眺めれば良いわよ湖が見えるわよ」


「まぁ、それは素晴らしいですわ、それではそう簡単にはこちらに攻め入れてくることが出来なくなるのですね」


「あの、アリシアですが、これからお世話になります。それと帝国側の森にダンジョンになる様に仕掛けましたので、近いうちに魔物の間引きで忙しくなると思うので戦争を仕掛ける余裕は無くなると思いますよ」


「あっ、すいません。アリシア様、メイド長のルキアと申します。これから宜しくお願いします」


「はい、私の方も宜しくね」


「あっ、一応ルキアも一緒に来てくれる。アリシアの部屋を決めておきましょうか」


「はい、畏まりました」


 私はルイを抱いて、ルーズが私の頭に上に顔を乗せて魔力補給をしながら、お姉さまとメイド長のルキアと共に3階へと上がる。


「ここが私の部屋だけど、アリシアもこの階の部屋を一つ選んでくれるかしら、別に私の隣でなくても良いわよ」

アセリアは隣と言ったけどやはりアリシアに選んで貰った方が良いと考えを改めた。


 私はお姉さまの部屋以外に5部屋あったので全部屋の中を見て、やはりお姉さまの隣の部屋が良いと判断して選んだ。


「お姉さま、やはりお姉さまの部屋の隣が日当たり的にも一番良いと思います」


「そうなのね、ルキア、ここをアリシアの部屋にするから家具を一式追加で入れて置いてくれるかしら」


「畏まりました。直ぐに手配させて貰います。アセリア様、ただ追加となると2日程引越しを先延ばしにして頂いてもよろしいですか、アリシア様もご一緒ですよね」


「うん、良いわよ、無理言っても仕方がないもの、それじゃ、引越しは6日後にするわね、何かあったら王城に連絡をお願いするわ」

アセリアはアリシアが部屋を決めたので階段がある方へ歩き出し、階段を1階へ下りながらルキアに指示をする。


私もルイとルーズと共にお姉さまの後方を付いて歩く。


「はい、畏まりました。それでは6日後にご引越しが出来るように屋敷内を綺麗に片付けさせて頂きます」


「うん、お願いね、ルキア、それじゃここで失礼するわ、長居をしてルキアの邪魔しても悪いからね」

アセリアは玄関ホールへ着くとルキアに帰る事を告げて、アリシアと共に玄関の外へ出る。


「いいえ、そんな事はありませんが、お気をつけてお帰り下さい」

メイド長のルキアは玄関扉の前で深々と一礼してアセリアとアシリアを見送る。


 私はルーズに巨大化して貰い、お姉さまと共にルーズの背に乗り中庭から飛び立ち王城へ向けて飛んで、騎士団の方達が訓練中だったので、暫らく王城上空を旋回して降りられるスペースを見つけてた。


 王城へ着くと龍が空を飛んでいても従者達は昨夜のことで経験済みなので驚かせる事は無く広いスペースにルーズがゆっくりと降りて私とお姉さまが背から降りるとルーズが小さくなった。


 お城に付いてからは、私は客間へ戻り部屋着用のドレスに着替えてからメイドさんが淹れてくれたお茶を飲んでお昼までゆっくりと過ごす。


お姉さまは父である国王ヘルケルの執務室に出向き今朝の成果を報告すると、国王ヘルケルは驚き、『僅か3時程でか』と言って午後から宰相のルゲンデルと二人で視察に出向くとアセリアに伝えた。


報告を終えたアセリアは自室に戻り部屋着のドレスに着替えてから、メイドと共にアリシアが滞在している客間に出向き、お茶をメイドに淹れて貰いルイを借りてモフモフしながらアリシアと談笑する。


 お昼を迎えて私はルイとルーズを伴ない、お姉さまと共にダイニングルームに向い中に入ると王家の方々と一緒に昼食を共にした。


「ところでアリシア、帝国側の森をダンジョン化したと聞いたが、どの様になるのか」


「はい、多分ですが今頃は一角ラビット辺りが出現してますね、それからウルフ、ベアと出現していき、森の中の魔物の数が百体を超える度に1ランク上の同種の魔物が出現します」


「ほぅ、仮に間引きしなければどうなるんだ」


「そうですね、あくまで予測ですが半年間くらい仮に間引きしなければスタンピートが発生します。当然ですがこちら側には被害が及びません、神獣の縄張りですから魔物が寄り付きません」


「なるほどな、仮に国境の街がスタンピードで廃墟となったら、どうなるのだ」


「そうなったら、魔の森に呑み込まれて広がっていくだけです。魔の森は下手に開拓もできませんし森を焼いてもダメです。開拓した側あるいは焼いた方向へ魔の森が広がる速度が速まるだけです」


「仮に魔の森を開拓する手段はあるのかい」


「はい、常に開拓地周辺を浄化魔法で浄化するか聖域化するかのいずれかですね」


「そうか、アリシアは開拓は出来るのかね」


「はい、私なら神獣が居ますから出来ますよ、聖域化致します」

実際には私だけでも出来るけどルイとルーズの守護獣が居るので活用させて頂く。


 昼食後に国王ヘルケルと宰相のルゲンデルの二人が馬車に乗り、私達が創った湖を見に行くと想像以上に湖が広大であり、こちら側の畔には花々が咲き誇り、帝国側には木々が生えていて帝国側が見えなくなっていたそうです。

お読み頂きありがとうございます。

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