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聖龍神の加護を与えら転生した先が公爵家の第2夫人の娘でしたけど、理不尽な父の扱いに耐えかねてお母様と一緒に離縁して第二の人生を歩みます。  作者: 境屋 ロマン


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001話 アズベルト公爵家に令嬢としてて転生する。

この作品を選んで、お読で頂きありがとうございます。

この物語はフェイクションです。


物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。

 私はいつの間にか白い光に満ちた世界に迷い込み、この世の者とは思えない優しく美しく金髪で澄んだ青い瞳で透き通るような白い肌に白い羽衣を纏う美女の両手の掌の上に居た。


「美しい魂よ、貴女は不運な運命に晒され不慮な事故で無くなり、元の世界の輪廻から外れて彷徨いし魂になっておりましたので救う価値があると判断しました」


「女神イルミリア様、この魂は我と親和性が高いので我をこの魂に宿わせてくれぬか」


「聖白龍イルハよ、それではこの魂の宿し、私の創世した世界に転生すると良いわ」


「はい、我が初代国王との誓約により千年の時を守護してきた国へ、誓約の期限が切れた今、さらに我が守護を続けるに相応しいか、この魂に宿しもう一度我の目で見極めたいと思う、行って来る」


こうして私は聖白龍神が守護するイズバルリア王国の王国を支える三大公爵家の一角を担う、アスベルト公爵家に転生されて産声を挙げて産まれた。


「ウッギャー、ウギャー、ウギャー・・・」

私はこうしてアスベルト公爵家の次女として生を受けて産まれ、アリシアと命名された。


私の母は金髪碧眼で肌が白くお胸も大きくて柔らかくお乳が美味しく飲めるなんて暢気に考えながら乳児の時を過ごす。


 私が2歳の時には私の家庭環境が薄っすら分かり始めてきて、母はどうやら囲まれて愛人の様な生活を強いられており、たまに夜中に来る父親らしい男に抱かれていた。


 私はどうやら前世の記憶が一部だけで残っていて、母の状況が何となく推察する事が出来たので、今世の人生もまた波乱に満ちた感じになりそうな予感がした。


母は昼間は私の面倒を見ている時以外は人目の付かない屋敷の裏側の庭で剣を振り、稽古をしている感じに見えたけど付き人のリズが教えてくれた。


「アリシア様、お母様は元Aランクの冒険者でいらしたのよ、まぁ、分け合って公爵様の目に留まり強引に妻にされてしまったけどね」


「ふ~ん、冒険者でちゅか」

私は冒険者と言うワードに心が時めきを感じ、何時かは冒険者になろうと夢の職業の一つになった。


 私はそれから少しでも早く冒険者になるべく身体を動かし運動をる様になり、3歳になる頃には足腰もしかっりしてきたので、お母様に剣の稽古を付けて貰う様になる。


 4歳になる頃には少し魔法も使えるようになったので、今の状況では何時公爵家を追い出されるか微妙だと察したのか生活魔法程度の魔法から教えてくれた。


「まぁ、魔力の玉を作れるのね、う~ん、まだ早いけど、ただ私達も何時ここから追い出されるか分からないものね、自活できる様に教えるわね」

ケディナは娘の将来を憂い、公爵家ではアリシアは多分真面な扱いはされないと察して生活魔法から教える事にした。


 アリシアの同い年の女の子には聖白龍のお御子として大切に扱う様にと王家から各街の民達にお触れが出され、各貴族家にも通達がなされているという噂を聞いた。


ケディナはそんなお触れや通達が出ていても、アリシアの境遇は一切変わっておらず、仮に私が亡くなる事態になれば正妻達から不当な扱いをされる事は間違いないと確信している。


 こうして私はお母様から魔法の手解きを受けて全属性がほぼ使えて、アイテムボックスも使えるようになったけど、その事はお母様にも内緒でこれ以上変な子だと思われたくないのが本音にあった。


 5歳になった歳に私は初めてお父様のランディスと正妻のルティスと姉に当たる同い年のルティナ会って、私を連れて共に白龍神教会へ馬車に乗って向かった。


「ふっん、この娘があの女狐の子ね、忌々しいわね」


「ふ~ん、この子が私の妹なのね、胡散臭いわね」


馬車の中で私は正妻のルティスとルティナに白い目で睨みつけられ、父であるランディスは黙って目を瞑っているだげであった。


 運命の時が着て白龍神教会へ行きスキル授与の儀式に参加した私は『魔獣使い』というスキルを授かり、姉のルティスは火属性と風属性のスキルを授かり明暗がくっきり付いた。


私の授かったスキルを聞いた父のランディスは期待外れの私にはまったく目もくれずにとりあえず馬車に乗せて屋敷に戻ると中庭に放置された。


 私はその時に完全に見捨てられたと確信し、目に涙を浮かべてトボトボと屋敷の裏側にある別館まで歩いて帰り、お母様に抱き付いて泣いた。


「お母様、私、父に見捨てられたの、魔獣使いのスキルが気に食わなかったみたいなの、うえええん、ええん・・・・」


「う~ん、そうなのね、魔獣使いのスキルだったのね、うんうん、ヨシヨシ、でものね魔獣使いなら冒険者でもやっていけるわよ、だから鍛錬しようね」

ケディナはアリシアのスキルを聞いて、馴染みのないスキルに困惑する。


 その日のお昼を境に私達の所には食事の配膳が一切無くなり、その日1日何も私達母娘は食べる事が出来なかった。


「お母様、お腹が空いたよ」


「ふん~、そうね、もうダメなのかしらね、良いわ、明日からお母さんが冒険者に復帰して稼いでくるからね、明日の夕方まで我慢してね」

ケディナは明日から冒険者の仕事を再開して公爵家から出る覚悟を決めた。


 翌朝の早朝からお母様は装備服に着て出かけて行き、日が暮れる前に帰って来てお肉の焼いたものやパンを買って来てくれて私も一日半ぶりにお腹を満たす事が出来た。


 それからお母様は早朝に出掛けて日暮れ前に帰って来て食事を作ってくれたりと、何んとか私達は飢えずに生活が出来るようになった。


 一月が経過した頃に久々に父がお母様の所へ来て早々にお母様と口論になり、お母様が父に怒りを露わにして言い返していた。


「ケディナ、なぜ冒険者など始めたんだ約束が違うぞ」


「何を言っているのよ、貴方は私達母娘に餓死しろと言うのね、だったら出て行くから慰謝料を頂だい、先に約束を破ったのは貴方じゃないの」


「何の事だ」


「いくら何でもアリシアのスキルが魔獣使いだからって食事を止めるなんて最低じゃない、だから出て行くと言ってるのよ」


「何、それは本当か、すまん、家臣たちには私の方から厳しく言っておくから、だから冒険者の仕事は止めてくれ良いな」


「あっそう、でも無理じゃないの、あの正妻がまた止めるわよ、貴方の言う事を素直に聞くとは思えないわ、もう終わりにしましょ、このままではアリシアが不幸になるだけよ」


「そんな事はさせないから、もう一度チャンスをくれ」


「もう、良いじゃないの、私達母娘が出て行けば済む話よ公爵家の未来を考えるのなら、そうした方が貴方の為よ、それにアリシアもこのまま公爵家に居たら不幸なるのは目に見えてるもの、私はそんなの嫌よ」


「とにかく、食事は再開させるから良いな」

父はそう言って出て行き屋敷に戻って行った。


「はぁ~、とにかく出て行く支度をしましょう、このままではロクな事が無いわね、いいわよね、アリシア」


「はい、もうこの家に居たくない、お母様がいてくれたら好いです」

私は付き人のリズもこなくなったのも多分解雇されたと思っているので、何時かは追い出されると感じている。


 その翌朝早朝に私達母娘は別館の屋敷を出て行き、街に出て隣街まで行く乗合馬車に乗って王都から出て行った。


 お母様は王国から出るために国境の街へ目指す為に、途中の街で昔馴染みがギルドマスターをしている冒険者ギルドに寄って冒険者証の名をカティと変えてランクを落してDランクから始めた。


冒険者が貴族から不当な扱い受けた時に貴族からの横暴から身を護るための緊急避難的な措置法を適応して貰ってお母様は名義替えした。


 お母様は手続を済ませて直ぐさま私と一緒に乗合馬車に乗って国境の街を目指し隣街へと向い、それから乗合馬車を乗り継ぎ路銀を稼ぐ為に途中のリグリスという街で暫らく滞在した。


私はお母様が依頼中は冒険者ギルドの酒場で皿洗いなどの簡単の仕事のお手伝いして、お母様の負担を軽くする心算で路銀の足しにする為に働いた。

お読み頂きありがとうございます。

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