第22話.
繋がった光の道を辿って、暁の種が僕の手元までやってくる。
蝶々の光が恒星なら、暁の種は“太陽”だ。
そう感じるほどにその光は眩しくて、誰かの闇を照らしてるみたいだった。
太陽のようなのに、今それに触れている僕の手はちっとも熱さを感じない。
不思議だけれど、そのミステリアスな感じも暁の種の魅力に思えた。
「 それが光の泉の秘宝なのかな? 」
ひょこっという効果音と共にちびたこが現れる。
「 うん、これが秘宝・暁の種だよ 」
「 凄いキラキラと光ってますね 」
「 ね、眩しすぎちゃうくらいだよ 」
そんな会話をして、僕は手の中で光り輝く秘宝を見る。
それを見ていると、なんだか心の奥が温かくなるような、そんな気がした。
秘宝探しもひと段落がついたから。
そう言っていたのはもう数時間も前のこと。
一睡したうちにもう夜空のオーロラは見えなくなっていて、少し残念に思う。
けど、それとは反対に嬉しく思う気持ちもあった。
―――残す秘宝は、あとひとつ。
次の目的地である“星の洞窟”で秘宝を見つければ、もう“虚空の神殿”は目前だから。
僕の本能が胸の奥でざわつきながら、そう告げている。
虚空の神殿に行ければ、もう碧を助けられるも同然だ。
そのことを考えて、嬉しくなって。
そして、早く星の洞窟に行きたいと思う気持ちが増していく。
「 、早くみんな起きないかなぁ。 」
そんな独り言をこぼしながら、僕は空を見上げていた。




