第10話.
銀色に輝く、けれど僅かに黄色みがかった白色の光を放つそれ。
直前まで視線を集中させていた巨木の樹洞。
そこに突然現れた門に、僕たちは驚きを隠せていなかった。
「 こいつが石碑に書かれてた… 」
どうやら、今目の前にあるこの門への解釈は、皆同じらしかった。
たこやんの言葉に、その場にいた全員が頷く。
僕は石碑に書かれた話は本当だったんだと驚くと同時に、この門の先に眠るとされる秘宝へと意識が向けられていた。
「 …この先に秘宝があるんだよね 」
「 うん、らしいね 」
“秘宝=虚空の神殿の手がかり”―――いつの間にか僕の中で出来ていたこの方程式。
必ずしもその秘宝が手がかりになるとは限らないというのに、僕は勝手にそう思い込んでいた。
その思い込みもあってか、僕は早く秘宝を手に入れたいという思いを抑えきれなくなっていた。
脳裏に過ぎった碧と過ごした日々が、さらにその思いを増幅させる。
気づけば伸びていた手は、目の前で光り輝く門に触れていた。
次の瞬間────門がゆっくりと開き、先にあった一筋の光が僕の視界を埋めつくす。
それは「この光が聖域へと繋がっている」と、そう思わせられるものだった。
「凄い光ってるな」なんて呑気なことを思う暇もなく、門に触れた指先から溢れ出した光に、僕は呑み込まれていた───────
✩.*˚ タコス紹介コーナー !!
名前:たこおた
特徴:礼儀正しいオタク(?)
挨拶:「 よろしくお願いします 」




