第一話 荷物持ち
西暦2040年。
俺、五十嵐蓮は一冊のノートを閉じる。
このノートは渋谷区の深淵門出現からのことを新聞、記事、ネット上のサイトなどの情報を大雑把にまとめたものだ。
俺、五十嵐蓮は年齢は19歳。
5年前に覚醒者となりハンター協会に所属した。
西暦2040年現在の階級はE級覚醒者。
職業は魔術師の中の創造魔術師。
今日は他の覚醒者達の荷物持ちとしてC級ゲートに潜る。
E級覚醒者なのだから仕方がない。
覚醒者の資質は覚醒者になった時に決まり、覚醒者になった後に成長することはほとんどない。
「おい!荷物持ち!ぼーっとしてないで早く準備しろ!C級ゲートの探索にE級のお前なんかを雇ってやったんだ!」
「は、はい。今すぐに準備します!!!」
「お前の代わりなんぞいくらでもいるんだよ。精々俺達に感謝しろよ。」
俺に小言を言ってくるのは今回の探索のリーダーであるB級覚醒者の安西透。
年齢は40歳。
職業は武器使いの剣士。
性格は悪いが実力はB級覚醒者として相応しい実力の持ち主だ。
今回探索するゲートはC級。
メンバーはB級がリーダーと副リーダーの2人。
C級が5人。
D級が5人。
そしてE級が俺1人。
総勢13人で探索を行う。
職業はB級2人が剣士と弓使い。
C級は3人が火系統魔術師、2人が回復魔術師。
火系統ばかりなのは今回探索するゲートに出現する怪物は火に弱い者が多いからだ。
D級は5人とも剣士。
リーダーの安西が剣士が好きだからという理由らしい。遠距離系の武器使いが少ないのはどうかと思う。
そしてE級は創造魔術師1人。
創造魔術師とはいっても魔術師だからメンバーに入れてもらえたのではなく、E級を雇うのは安く荷物持ちとして使うためだ。
「おい、E級。準備は出来たか?」
「はい。只今準備完了しました。」
俺が準備を完了した頃には俺以外のメンバー全員が準備完了していた。
「よし!」
リーダーの安西がそう言うとメンバー全員が安西の方に顔を向けた。
安西は全員が揃っているのを確認すると口を開けてしゃべりだした。
「いいか?お前らよく聞け。今回探索するゲートはC級だ。C級5人程度で踏破できる難易度だ。だが俺は危険を冒してまで探索する気は一切ねえ。今回はB級覚醒者である俺と副リーダーの佐々木がいる。俺達2人が全ての指示を出す。だからお前達は言われたとおりに動けばいい。分かったか?」
「「「はい!!!」」」
「まあ、気楽に行こう!あ、だけどE級の五十嵐は気張っていけよ?」
「は、はい!」
「では、探索を開始する!!!」
「「「おおおおおお!!!」」」
俺達はリーダーの合図でゲートに侵入した。
プロローグが3つあるって失敗したかもしれないw




