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プロロオグ 「創造魔術師」




 誰しもが人生で一度は思ったことがあるだろう。


 この世界は一つの物語であると。


 そして物語の主人公は自分なのだと。


 だが、いつしか人は自分が主人公では無いと気づく。


 只の脇役だったのだと。


 そして俺、五十嵐蓮いがらしれんもまた自分のことを主人公と勘違いしていた人間の一人だった。



---




 中学生になったばかりの頃、俺は自分を特別なのだと思っていた。だけど自分が特別ではなく凡人なのだということはすぐに気づいた。


 勉強では塾の模試を受けて結果を見て才能が無いことに気づいた。


 運動では陸上部に入り県大会まではいけたがどれだけ練習しようと県大会を突破することは出来なかった。俺には運動の才能も無いことに気づいた。


 この世界には突如、ゲートが世界各地に出現し、ゲートの中から怪物モンスターが大量に地上に現れ大勢の被害者を出した。

 その後、極一部の人々は魔術や異常な身体能力を有する覚醒者となりゲートから一般人を守っていた。


 俺も15歳の頃、ある日突然覚醒者になった。

 あらゆる物を何もないところから生み出せる創造魔術師たった。創造魔術師は世界にも数人しかいない。

 俺は勉強と運動の才能は無かったが覚醒者の才能はあったのだと喜んだ。

 だが俺が特別では無いことにはすぐに気づいた。

 俺は創生魔術で何を作っても一級品の物を作れたが一度創生魔術を使うだけで俺の魔力と体力が枯渇した。

 当たり前のことだが、これでは創造魔術師だったとしてもゲートの探索には何の役にも立たなかった。   

 役に立たないどころか他の探索メンバーに迷惑をかけた。


 俺には何の才能も無かったのだ。





 


 

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