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最強の不良  作者: タケちゃん
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お姉ちゃん

私達の間に会話はない。話しかけようにも初めて会うのだ。だから話題がないのだ。どうしたものかと考えていたら、前から男が現れた。私は嫌な予感がした。「そこの君たち俺と一緒にお茶でも」そう言いかけた瞬間男は蹴られた。鈴音さんが蹴ったのだ。その動きはまるでカンフー映画で見るような綺麗な動きだった。男は起きることはなかった。そしてアリスさんが仕切り直すように「さて邪魔者の始末も終わったので欄様の自宅に向かうとしますか。」私は何も言う事が出来ずに家に帰る事しか出来なかった。


家に着くといつもは止まっていないはずのバイクが止まっていた。お姉ちゃんだ!と内心私が喜んでいると私が帰って来たのを察したのか家からお姉ちゃんが出てきた。


「おかえり欄❗️」と笑顔でお姉ちゃんは私に言った。久しぶりにお姉ちゃんに会えて嬉しい。と私のテンションが上がっているといきなりお姉ちゃんの声は冷たくなった。「オイ❗️そこの二人。お前らなんなんだ?うちの妹と一緒に帰ってきて。お前らからは血の匂いがする。そんな奴が私の妹の友達のはずがない。まさか妹をいじめてる奴か?だったらここでくたばってもらうしかないな。」お姉ちゃんは何を勘違いしたのか知らないがアリスさんと鈴音さんを締めようとしている。初めはアリスさんが誤解を解こうとしたが「黙れ❗️お前らの言い訳なんて聞きたくない❗️私の可愛い妹をいじめやがってただじゃ済まさないぞこのクソ共が❗️」そうお姉ちゃんが言うとアリスさんの表情が変わった。話し合いで解決しようとしていたがその目には明らかな殺意がこもっていた。鈴音さんも同様だ。そしてお姉ちゃんとアリスさんと鈴音さんの戦いが始まった。


お姉ちゃんがゆっくりと近づいて行くのに対してアリスさんは違った。ものすごに勢いでお姉ちゃんに飛び蹴りをかましてきたがお姉ちゃんはそれを簡単に避けた。そしてそのままアリスさんを殴った。飛び蹴りの勢いもあってかアリスさんは派手に吹っ飛んだ。それを見ていた鈴音さんはお姉ちゃんが強いと悟ったのかかなり警戒している。それでもお姉ちゃんはゆっくりと距離を詰めて行く。そして鈴音さんの目の前で止まった。どちらも何もしない。


そして先に動いたのはお姉ちゃんの方だった。お姉ちゃんが鈴音さんの顔にパンチを打ち込んだが鈴音さんはそれを受け流し腹に蹴りを入れた。「クッッ!」お姉ちゃんが体勢を崩した事で鈴音さんはすぐに次の攻撃に転じた。鈴音さんが高く飛んだ。そのまま顔に蹴りを入れようとしたがお姉ちゃんはそれを腕で受け止めた。そして「そんな喰らうと思ってんのか!」と言ったが鈴音さんは笑っていた。なんと鈴音さんはそのまま回転を加えて逆の足でお姉ちゃんを蹴ったのだ。お姉ちゃんもまさかそっちからくるとは思ってなく最低限の防御しか出来ずかなりのダメージを負ってしまった。このままじゃお姉ちゃんが負けちゃうと思い私がお姉ちゃんに近づこうとするとお姉ちゃんは私に「大丈夫!お姉ちゃんは強いんだから。」と言った。鈴音さんはかなり不機嫌そうだが私はお姉ちゃんの言葉を信じる事にした。



「何が強いから大丈夫ですかね。私に負けてるくせに。アリスを吹っ飛ばした時は驚きましたがアリスは戦力面では八鬼士でも下の方。しかし私は一対一なら八鬼士最強の闘鬼の本田鈴音。どこの誰か知りませんが私は負けません。」と私は宣言した。


「ふぅ。久しぶりの実戦は疲れるよ。なんせ引退したのはもう2年前だからな。まぁもう慣れた。今から返り討ちにしてやるよ。」そう言い私は目の前と敵と戦うのだった。



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