百鬼
そして俺が生徒会室に入ると「ところで総長なんで保健室はダメなんすか?」と尚樹が聞いてきた。その発言に対して全員が、は?といった反応を見せた。その反応を見た尚樹は「え?何みんな知ってんの?」と尚樹が言うと「尚樹?アンタさもっと自分の事理解した方がいいよ。」と理沙が助言をした。そう尚樹は汚しの天才だ。アイツが使った場所は一瞬でゴミ屋敷とかす。だから尚樹は早く追い出さなければならない。
そして軽く傷の治療をして全員追い出した。尚樹を追い出しのは生徒会室が汚れるからで他の奴らを追い出した理由は寝るためだ。アイツらがいるとうるさくて寝ることすら出来ない。……欄ちゃん。もう12年も前の話なんだな。俺は昔の事を思い出しながら眠りについた。
私はなんとか3時間目の授業に間に合う事が出来た。私がこんな時間に来ても先生は何も突っ込まなかった。だが友達達は違った。そのまま授業を受けて休み時間になった。
「欄アンタこんな時間まで何してたの?」と私に聞いてくるのは友人の真矢ちゃんだ。私は真矢ちゃんに昨日からさっき起こった事全てを話した。
「すごい体験だったね。てか百鬼って本当なの?」と真矢ちゃんが聞いてきた。?どう言う事か一瞬分からなかったが分かってしまった。百鬼。それは日本最強と言われている不良チームだ。私みたいな人でも知ってる超有名チームだ。昨日から変なことがあったり司くんがおかしかったりで頭がパンクしていたようだ。そして盛り上がっていると今まで黙っていたもう一人の友人が口を開いた。
「でもさー。珍しいようね。お姉ちゃんが司先輩と仲良くする人に何もしないなんて。」と言ったのは小夏ちゃんだ。お姉ちゃん?と私が疑問顔を浮かべていると「あれ?気づいてなかったの?欄ちゃん。私の名前が伊吹小夏ってのは知ってるよね?そして、百鬼の副総長名前は伊吹紗綾。つまり私のお姉ちゃんだよ。苗字も同じだし顔も似てるから気づいてると思ってたんだけどなー。」本当だ。そっくりだ。髪の色が違うだけでそっくりだ。唯一の違いは身長ぐらいかと思った。そう小夏ちゃん方が高いのだ。まぁそんな事は置いといて「二人ともパン食べる?」私はいまだに大量に残っているパンを二人にも進めるのだった。
時間が過ぎるのは早い。もう下校時刻になっていた。そして私達3人が玄関に行くと沢山の男子生徒が集まっていた。目線の先には美女が二人いる。一人は金髪のショートでまるでお人形みたいな整った顔をしている人だ。もう一人は学校にチャイナ服で来てるやばい人だ。すると二人は私に気づいたのかこちらの方に向かってきた。周りにいた男達はすぐに道を開けていた。さしでも「今日から欄様の護衛につきます真島アリスです。宜しくお願いします。」「同じく欄様の護衛につきます本田鈴音と申します。」……え?何これ⁉︎と私が思っていると「あれが普通だよ?欄ちゃん。司先輩が忙しいから側近を護衛につけるなんて。私も前までは護衛をつけてもらっていたけど今は解除してるんだー。」これが普通?いや普通なんだ❗️もう考えることはやめよう。そして私は途中までは真矢ちゃんと小夏ちゃんと一緒に帰り二人と別れた後は護衛のアリスさんと鈴音さんと帰るのであった。




