乱闘
雫の発言に怒った八鬼士そして綾が闘技場まで降りてきた。そして全員が一言言った。殺す❗️と総長の事を過小評価するなど許される事の筈がない。そして怪我を負った火輪と空、ついでに気絶してる尚樹以外、を除いた私達10人で雫を囲んだ。すると雫はいきなりブザーを鳴らした。
雫がブザー鳴らすと闘技場にぞろぞろと人が集まってくる。いったい何人いるんだ?と私達が思っていると「250人だ。」総長が答えた。そして、「この闘技場じゃちょっと狭いだろ?て事で落ちろ。」そして私達はいきなり出現した穴に落ちていった。
……また落ちた。私が思った事はそれだけだけだった。私のリアクションがかなり薄いと思うが司くんといるとこれが普通になってしまうのだ。そして司くんは「じゃ第二闘技場に行こっか。」と言って歩き出していた。私は勿論ついて行くのだった。
「司の奴また落としましたね。まぁ言ってもしょうがないんですけど。三代目のクソ幹部共❗️お前ら私達、令美様護衛部隊が潰す❗️」と私達に喧嘩を売ってきた。総長より与えられたこの役職をクソ幹部呼ばわりだと全員皆殺しにしてやる。そう決めた私は「全員聞け❗️一人たりとも生きて帰すな❗️」さして私達は動き出した。
あーあーもう始まってやがる。全員で乱闘になってるじゃねぇか。にしても酷い状態だな。てか雫はアホなのか?なんか令美様護衛部隊とか言ってたが一人一人が全然強くねぇ。これじゃあ250人いても無駄だ。事実もう46人まで減ってる。それに対してうちのメンバーまだ誰も倒れてない、あ!一人やられたな。アリスか。確か令美さんにもここに来る前やられてたしダメージが残っていたか。相手はまた令美さんかよ。そういやいたな。大人しいから忘れてたわ。俺が黙って観戦してると「総長いったい何があったんですか?」と尚樹が現れた。なので俺は「まぁ行ってこい。」と俺は尚樹を闘技場まで投げた。勿論怪我をしないように。
「いてて。マジこれどういう状況?あ❗️副総長これどういう状況ですか?」「うるさい❗️てか来るのが遅いんだよ❗️今更きても邪魔だから寝てろ❗️」俺はまた気絶した。
いや紗綾何やってんだよ。まぁ今更来られてもイラつくけどさ。まぁ尚樹だしいっかと思い闘技場の方を向くと倒れている令美様護衛部隊の男に銃を構える兎の姿が見えた。あれエアガンじゃねえぞ。実銃だ。脅しにでも使うのか?と思っていていたがアイツマジで打ちやがった。焦った俺は急いで闘技場に向かった。
俺は兎が撃った銃弾を受け止めた。そして「兎、お前さーなんで実銃使う訳?流石に殺しちゃ駄目だろ。」と俺が言うと「総長がそうおっしゃるならもうしません!すぐにやめれた兎の事を褒めてください❗️」と兎は銃を下ろして俺に言ってきた。まぁ褒めてもいいのだが今はできない。何故なら俺の後ろでも馬鹿な事をしてる奴がいるからだ。
「楓。お前もなんでガチもんの刀使ってる訳?渡したのは俺だけどさ。」と言うと「総長が与えてくれた役職を侮辱した愚かな者の部下なので生きてる価値がないと思いましたので。」と真顔で言いやがった。どうしてこうなったんだろう?俺は困惑した。だが「とりあえず殺すな。やるなら木刀でやれ。」そう指示をすると「かしこまりました❗️では今すぐに木刀に変えて半殺しに変更します。」うーん。まぁ殺さないならいいか。だがまだ安心出来ない。まだ殺そうとしてる奴がいるな。仕方ない「紗綾、綾そしてハ鬼士に命令だ❗️何があっても殺すな❗️」そう命令したら全員からかしこまりました❗️と聞こえた。これで安心だな。と思っていると「テメェさえいなければ令美様は❗️」と俺に対して令美様護衛部隊の奴の一人が喧嘩を売ってきた。それに釣られ残りの46人も俺の元まで来た。すぐに紗綾たちが止めようとしたが俺は何もするなと指示をした。そして「お前ら調子に乗りすぎだぞ?人がせっかくお前らの命を救ってやってんのによ。好都合な事にもう女は残ってねーな。くたばれ。」そして次の瞬間俺に敵対した46人は全員気絶するのだった。