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最強の不良  作者: タケちゃん
17/30

ドーピング

「雫❗️大丈夫なの?」私は急いで雫に駆け寄ったが雫は気絶していた。まずいこのままじゃ負ける。雫と一緒なら勝てたかも知れないが私一人じゃ勝てない。どうするどうする。しかし私が考えている間に火輪と空は私に近づいてきた。ヤバい❗️と思った私はその場から走り出した。


「は?なにアイツ走り出してる訳?まさか逃げたの?」と私が空に聞いたが「うーん?トイレがしたいとかじゃない?」……聞く相手を間違えたな。仕方がないので私は紗綾ちゃんの方に向かい「ねぇ紗綾ちゃん。アレどうすればいいの?闘技場から出ていったよ?」そう言うと紗綾ちゃんは「バカ❗️今すぐ追っかけろ❗️」何故?と思ったが次の瞬間私は理解した。


「ククク。二人まとめて始末してあげる。」いつの間にか闘技場に戻ってきた奈々は私達二人にそう言ってきた。私は急いで奈々が持っている物を取り上げようとしたが間に合わなかった。この状況まずい。下手したら負ける。そう奈々は普段は体の弱さもあり弱い方だがエナジードリンクを飲む事によって覚醒するのだ。そう要するにドーピングだ。まぁ3分間だけだが。しかしその3分間は元の奈々より20倍は強い。クソ!最初で追いかけとけばこんな事にならなかったのに仕方ないなんとか3分間耐えるしかない。


「アハハハ❗️久しぶりの実戦は楽しいな❗️もっと遊ぼうよ❗️」私は奈々に呆気なく倒されていた。30秒も持たなかった。まだ2分以上も残っているのに全てを空に任せないと行けないなんて。クソクソクソ❗️私は百鬼の副総長補佐なのに。悔しい自分の弱さが情けない。私は唇を噛み締めながら奈々と空の戦いを見ていた。


…バカが。エナジードリンクさえ飲ませなければ圧勝出来たのに空が分からないのは当たり前もして火輪は大丈夫だと思ってたんだけどなー。まぁエナジードリンクを飲んでくれたお陰で少しは楽しめるんだが。そう思いながら観戦してると、

「ふざけんなよ❗️このドーピング野郎❗️恥を知れ恥を❗️」と尚樹が奈々さんに向かって言ったが「五月蝿い❗️」と奈々さんに飲み終わったエナジードリンクの缶を投げられた。そして倒れた。何がしたかったんだ?倒れた直樹には理沙が寄ったので今度こそ試合の観戦に集中するのだった。


先程から攻撃を仕掛けてるのは空だ。空は強い。しかし物凄いバカだ。そのため考えなしに攻撃を仕掛けるため動きをよく見れば回避するのは可能だ。そのため奈々さんは回避に専念してるが奈々さんが戦える時間はもう1分しかない。そのため奈々さんも攻撃を仕掛け出した。


私は雫を一撃で仕留めた右ストレートをかわした。続く頭突きには自分の膝を当てて相殺した。空の額からは血が流れたが今相殺で私の膝を壊れた。やっぱり空は強い。一撃の重みがこの状態の私より強い。だがここからは私の番だ❗️私は攻撃を当てれる距離まで近づいたので残りの30秒間空に攻撃を仕掛けまくった。


ヤバい負けちゃう❗️私のせいで空が。私は体を動かしたかったが体が動かなかった。そして奈々が空に対して延髄蹴りを喰らわせて空は倒れた。空が❗️私がもう少し時間を稼げればこうならなかったのに❗️私がそう思っていると「火輪。大丈夫この勝負は空の勝ちだから。」と紗綾ちゃんが私に言ってきた奈々はどう言う事?と思い私は倒れた空の方を見た。


「痛てて。あー痛かった。」と言って空は立ち上がった。ちなみに奈々はドーピングが切れてその場に座りこんでいる。「じゃこれでお終いだよー。」そして空は奈々に向かって雫を倒したような右ストレートを喰らわすのだった。



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