喋って思い立って実行して。
注意!この物語にはバカしか出ません!
とにかくバカです!作者もバカです!
そんなのでもいいよ!って方はぜひ読んでいってください!あと少し読みづらいかもです!
この小説はバカな作者が地理をよく理解せず、しかも新たな市まで追加したせいで少し現実の日本とは違う箇所があります☆あるものがなかったり、無いものがあったりします!その度に説明するので安心してね。
一章7話
とある日の昼休みー
「第1回!ボーイズトークー!!」
「いぇーい!」
「始まりましたー!」
「おー!!」
教室でいつもの馬鹿4人でいきなり始まる謎のトーク。ちなみに会場はクラスの俺の席の周りです。
「ガールズトークがあるのならボーイズトークがあってもいいじゃない!と思い始まったこのコーナー、やって行きたいと思います!今回の参加者はこちら!」
俺は司会をする。
「『らむ』こと鹿沼健人です!」
「『トモ』こと関根友貴だよ。」
「『ゆう』こと砂川優人!」
3人が自己紹介をする、別にだれに向かってしてるわけではありません、ただラジオ風に話してるだけです。
「はい!ではやって行きましょう。えー、今回のボーイズトークお題なんですが…、俺達が高校生になって2ヶ月と半分くらい経ったわけですが、そこで!『自分が思う青春とは何か』です!」
俺はお題を発表する。
「自分が思う青春?」
らむが言う。
「いきなりヘビーなお題だよね、」
「青春かぁ、」
トモとゆうも言う。
「いや、あるじゃん?青春と言ったら〇〇だ!みたいな、そういうのを話していきましょう。」
大雑把に説明をする。すると最初に口を開いたのはトモだった。
「青春と言ったら『やっぱり友達とカラオケとかゲーセンに行ったり遊びに行く』でしょ。」
「確かにー!」
「あ、青春って感じするわ!」
幸先いい答えが出て俺らはさらにテンションが上がる。
「じゃあ次ゆう!」
トモがゆうを指名する。
「ちょっとトモと被るかもだけど青春と言ったらやっぱり『学校終わったあとに寄り道する』とかかなぁ。」
ゆうが答える。
「マックとか行ってポテト食べながら喋るんだよな!」
「愚痴りあったりとかするわ!」
「青春だわー!」
いい調子で話は進む。
「はい次らむー!」
「ふっ、来たか……やっぱり青春と言ったら『恋をする』だろ!これだけは絶対!可愛い女の子とイチャイチャする!それこそ青春だ!」
らむらしい答えが出る。
「はい王道!」
「テンプレ最高だね!the青春!」
「でもお前こないだ1回も話したことない女の子にいきなり話しかけてドン引きされてたじゃん……」
俺がそう言うとらむは、
「やめて、思い出させないで…」
本気で泣き出しそうな顔をしていた。
「はい!それじゃ次咲音!」
らむは俺の2つ前の席、咲音に話を振る。
「いったい何よ、いきなり話に巻き込まないでくれる?」
男子4人の馬鹿騒ぎに巻き込まれる咲音。
「青春と言ったら?ってお題で話してるんだよ、咲音は青春と言ったら何が思い浮かぶ?」
俺は咲音に説明をする。
「そうねぇ、青春…今までそんなこと考えたこともなかったわね、強いて言うなら『精神的に成長をする期間』かしらね。」
これも咲音らしい答えだな。
「精神的な成長ってなんだ?」
俺は聞く。
「そのままの意味よ、楽しいことも増えるし悲しいことも増えるし、仲間と色々なことを経験できるからその分人間として成長できるってことよ。」
「なんか…深いな…?」
正直言って思ってたのと違う……
「私に面白い返答を求めたのが間違いよ、そういうつくも君はどんな答えを出すのかしら?」
「ラストつくもー!」
「さぞ楽しい答えが出るんだろうなー!」
「楽しみだわー!」
やめろ、そんなにハードルを上げるんじゃない、
「俺の思う青春はズバリ『部活』だぜ!仲間と一緒に面白おかしく盛り上げてく部活に憧れる!」
俺は答える。
「仲間と一緒にってとこはみんな一緒だな、」
らむはそう言うがお前だけ違ったよな?
「俺中学の時は帰宅部だったからそれいいわ!」
「俺も帰宅部だったし、部活やってみたいな、」
ゆうとトモ帰宅部だったのか、なんだかんだ入ってると思ってた。トモとか音楽得意だし吹奏楽とか入ってたかと……
「仲間と一緒に盛り上げてくって、それ部活作るって言ってるように聞こえるのだけれど、あくまで思ってるだけよね?」
咲音が言う。
「作れるなら作りたいよね部活、皆でワイワイできる感じの。」
「いいねそれ!めっちゃいいじゃん!」
「俺らで盛り上げる部活かぁ、楽しそう。」
「部活作っちゃう!?」
3人が食いついてくる。
「ちょっとあなた達、そんなこと言ってるけど何の部活作るのよ。」
咲音は呆れた顔をしている。
「えっと…何か皆でワイワイと…遊べる……遊ぶ……遊びに行く?」
「どこに遊びに行くのよ、」
「どっか色々!遠くに!こないだのエモジー王国行った時みたいに!旅行に行く部活!旅行部!」
「そんなふざけた部活作れるわけないじゃないの……」
「え、お前らこれ良くない?適当に考えたにしてはすごい楽しそうな部活だと思うんだけど!」
俺はみんなに同意を求める。
「それ本気で言ってるなら俺もやってみたいわ、」
らむはわくわくした顔で答える。
「旅行部かぁ、いいね!やるんだったら俺も協力するぜ!」
ゆうも賛成する。
「みんながやるんなら俺も!」
トモも賛成みたいだ。
「みんながそこまで言うなら本気で創部しちゃいますか!旅行部!」
最初は冗談半分で言ってたけどみんなで騒いで遊べる場所、みんなで色んな景色を見れる部活を作りたい、いまはそう思っていた。
「咲音も入るよな!旅行部!」
流石に男子4人じゃ華がない。
「だから私を巻き込まないでよ、私はそんなに暇じゃないの、それにそんな部活絶対承認されないわよ。」
「そこをなんとか!お願い!咲音が居てくれたら俺らも心強いよ!」
俺は頼み込む。
「もし仮に、絶対にないだろうけれど、その旅行部なんてものが作れたらもう1度声をかけてくれる?」
「その言葉忘れるなよ!絶対作るからな!」
*
ー放課後ー
「奥里せんせー!」
俺は例のことについて聞くために先生の所へ向かう。
「なんだ九十九、悩みかー?それなら俺に相談するのはやめておけ、めんどくさいから、俺が。」
「少なくとも担任の言うセリフじゃないっすよそれ、悩みじゃ無いんだけど聞きたいことがあるんですよ、」
「なんだー?彼女ならいないぜ?もちろん結婚もしてない!出会いがねえ!」
誰も聞いてねえよそんなこと。
「部活を作りたいんですけど、創部の条件と流れが知りたいんですよ。」
「部活を作る!?いきなりだな、何の部活だ?」
まぁ、いきなりだよな、自分でも思ってるもの。
「旅行部っての作りたいんだよね、みんなでワイワイと旅に行く(遊びに行く)部活。」
「これまた面白い部活だな、分かった、えっとね、確かここに……」
先生はかなりたくさんのプリントがぐちゃぐちゃ入ったファイルの中から何かを探す。
「あった、部活を作るにあたっての流れが書いてあるプリント~!」
「どんな条件があるんですか?」
その後先生から各条件、創部までの流れを説明してもらった。
・部員の人数が五人以上いる
・顧問になってくれる先生を探す
・活動する場所の確保
・校長の許可
・最初は同好会として活動を始める、
・部活として活動するそれなりの理由
・その他もろもろ
これが部活を作る条件らしい、
「とりあえず今説明したことができたらまた声をかけてくれ、他は何か聞きたいことあるか?」
先生がいう。
「いまの説明受けてもう一つ聞きたいんですけどいいですか?」
「なんだ?俺は部活の顧問はしてないぞ?」
聞きたいことを先読みされた…!?
「顧問とかやってくれたりしないですかね?」
まぁ、ダメ元ですよ、めんどくさがりな人だ、きっと断られるだろう。
「いいよ、ただし俺はあくまで顧問やるだけだからな、必要最低限の事しかしないし旅行にもついていかないからな、それでもいいならやってもいいよ。」
まさかのOKですか!?嬉しいけど怖い!
「え、まじでやってくれるんですか!なんで!?」
「いやぁ、九十九には副委員長も生徒会も頑張って貰っちゃってるし、ご褒美に?」
あぁ、日頃の頑張りってこういう時に返ってくるんだなぁ…
「それじゃお願いします!」
「任せろ!あと旅行行くたびに俺に美味しいお土産な!」
「やっぱりそれが目当てかよ!でもありがとうございます!」
*
「待たせたなお前ら!部活のこと聞いてきたぞー!」
俺は先生との話が終わったあと、駅の近くのマックに向かう。これかららむ達と作戦会議だ、みんなは先にマックに来ている。
「ムシャムシャ、待ってたぞ、ムシャムシャ、先生は何て言ってた?」
らむはポテトを食べながら言う。
「ムシャムシャ、てか最初からムシャムシャ部活なんてできるの?ムシャムシャ同好会じゃないの?ムシャムシャ」
トモもポテトを食べながら言う。
「ムシャムシャ、ガツガツ、ズズー。」
ゆうは…食べてる。
「待て待て、説明するからそんないっぺんに質問するな、それと食べながら喋るな!」
俺は貰ったプリントを見ながら説明をする。
「ちなみに顧問は奥里先生に頼んだら了承してくれました!」
俺は5分かけて説明し終わる。
「え!あの奥里が!あの面倒くさがりで有名な奥里が!?」
いやらむよ、驚くのは分かる、分かるんだけどそれにしても流石に言い過ぎじゃない?
「どうせお土産のお菓子目当てだろ?」
トモが言う、あの先生とことん信頼無いな。俺はあの先生結構好きだけどな、何か友達感覚で話せるし。
「ムシャムシャ、ズズー、ムシャムシャ」
ゆうはまだ食べている。
「最初は同好会としての活動ってことは…あれだ…部費が出ないんだよなぁ。」
あわよくば部費を移動代にして旅行に行きたいと考えてた俺。
「でもそれ以外は特に変わらないだろ?そこまで気にする事はないんじゃね?」
らむはスマホをいじりながら言う、バイトしてるしお金の問題は気にしないのか。
「部室は部室棟の2階が何個か空いてたよ、今日ゆうと俺で聞いてきた。」
こういう時仕事早いなこいつら。
「おっけー!じゃあ部室は問題ないか、」
後は部活としてやる相応の理由と部員の人数か……
「理由はどうする?遊びに行きたいだけじゃ流石に駄目だよな。」
そんな理由で作れたら苦労しないよな…
「それは俺が考えたぜ!『全国各地の歴史と特色を感じ、色々な地域の人達と触れ合いながら自分の持つ知識と社会性を高める為!』ってのはどう?」
らむはこれでもかと言うくらいドヤ顔をしながら言う。
「悪くないし、めちゃくちゃそれらしくて良いと思うんだけどお前が言うと何故かイラつくな。」
「俺も思ったそれ。」
俺とトモは言う。
「なんで!?酷くないそれ!めっちゃ頑張って考えたのに!」
らむは50のダメージを受けた。
「じゃあ理由はいまのそのまま使うとしますか。」
俺はらむが言ったことをそのままメモする。
「後は部員か…ある意味一番の難点だよな。」
咲音は創部出来れば入るけど最初から人数に入れていいとは言ってなかったし、お願いしても断られると思うしなぁ。
「どうするかぁ…誰か心当たりない?」
俺はみんなに聞く。
「俺はお前ら以外仲いい奴はみんな他の部活に入ってるわ。」
らむはまたスマホをいじりながら答える。
「俺も全くもって心当たりない、」
トモが答える。
「俺もいないわ、ごめん…」
やっとハンバーガーやらポテトやらを食べ終わり口の周りにソースをつけたゆうが答える。
「お前やっと喋ったな、このまま今回は喋らないまま終わって出番終わりかと思ったわ。」
俺はゆうに言う。
「メタ発言だめだよつくも、それとらむはさっきから誰とLINEしてるの?」
そういえばさっきからずっとスマホをいじってるらむ。
「お?彼女か?らむ彼女が出来たのか!これはお祝いしないとだな!」
俺はいじり口調でらむに言う。するとらむは、
「はあ?誰がこんな変態女と付き合ってるだと!?んな訳ないだろ!」
割と本気で怒る。
「ほんとに女とLINEしてたのか、らむのくせに羨ましいなこの野郎!」
トモもらむをいじる。
「おいおい、まじでやめろ、冗談でもこんな変態と付き合うなんて言わないでくれ。」
らむがここまで言うってその女どんな奴だよ…そう思っているとらむのスマホの着信音がなる。
「うわぁ、電話までかけてきやがった。」
らむはそう言い面倒くさそうな顔をしながら出る。
「うん、いや、だから無理だって、駄目だからな?うん、なに、聞くだけ聞けって?絶対断られるから、聞いてはみるけど絶対駄目だからな、分かったな!じゃあな!」
通話な30秒ほどで終わる(切る)
「随分荒れてたな、そんなにひどい奴なのか。」
俺は少し気になりらむに言う。
「まぁな、でもつくも、お前のせいでもあるんだぜ?」
「俺のせい?何のことだよ、全くもって心当たりが無いぜ。」
そもそもらむのLINE相手が誰かすら知らない。
「分かった、理由を説明する、少々お前には苦になる話だと思うが聞いてくれ。」
らむは深刻そうな表情をしてそう言う。
「お、おう、一体なんだってんだ。」
そんなにも深刻な話だと言うなら心して聞くしかないな。
「こいつ、このLINEの相手はまず俺の腐れ縁の幼馴染み的な奴なんだけどな……」
そこでらむは一旦口を止める。
「なんだよ、早く言ってくれよ。」
俺はらむを急かす。
「お、おう、俺もちょっとにわかには信じ難いんだがな……」
らむはまた一呼吸置き言う。
「こいつつくもの『女装した姿』に恋をしてるらしいんだ……」
「はいおかしい!そいつ女だよな!?突っ込みどころ多すぎじゃないでs」
『次回予告のコーナー!!』
「今回の当番はらむこと鹿沼健人と!」
「ゆうこと砂川優人です!」
「ちょっと!まだ俺セリフの途中なんだけど!?」
「つくも次回予告までの当番じゃないだろ!入ってくんなって!」
「はい、出てってねつくもー!」
「ちょっ!おい!おいってば!」
「次回するから今回は我慢してねー、」
『『次回!女好きだけど男好きの新キャラ登場!!』』
「終わるなってー!!」
「はいつくも帰るぞー、」
「帰りにコンビニ寄って買い食いしてこーぜー!」
次回は新キャラが出ます!これまた個性的なキャラになりますよ!
ここまで同好会作りもスムーズに進んでいますが無事旅同好会はできるのか!?
今回も読んでくれてありがとうございます!
10日に更新予定とか言ってたのに1日遅れですみません!
次回もお楽しみに!