馬鹿と天才は紙一重
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。
注意事項2
言い負かされた事を根に持ってるんだと思う。
この先生。
どうせ教師っていう、保身に走る為に、そういう綺麗事言ってんでしょ!!
って。
あれ、相当傷付いたんだろうな。
馬鹿と天才は紙一重、なんて言葉はきっと凡人が考えた言葉なんだろう。凡人というのは、過度に優れたものと劣ったものを測ることが出来ないから。
例えば最小表示が1g、最大表示が2kgの秤があったとして、それ未満と超過はエラーとなるように。
そうしてその話題を提示したとして、興味を持つのは私と同じ技量の人間でしか無いということ。
そしてその話題に食いつく人間なんて、そうそういないのだと思い知っている。
ただ一人を除いては。
「先生は私の事を頻繁に『賢い』と持て囃しますけれど、一体何を持ってして賢いと称しているのでしょう?
あぁ、聞きましたよ。『周りの基準に合わせる』、『人の期待に答える』それは同年代に出来る子が少ないとは。でも別に、私以外にも出来ますでしょ?
『凄いね』と称されて、ドヤ顔で満点取るような優等生だって、その範疇にいるんじゃないですか? 説明上手ですよ。○○さん。貴方の予想通りの結果を出してますよ。○○さん」
小学三年生、周りより賢く生まれてしまったが為に、ドラマツルギーに準じた行いに興じる彼女は、ただ淡々と冷たくそう言い放った。
一度は納得しても、それが未来永劫、自分が生きている限り納得し続けるかと言われたら、また別の話になってくる。つまるところ、一度は納得しても、ふとした途端に疑問に思い、こうして私に問い掛けて来るのである。
貴方の論理、本当に正しいの? 何処まで通用するの? と。
「馬鹿と天才は紙一重って言葉知ってる?」
「たまに聞く事はありますよ。馬鹿も天才も、似た様な事する。みたいな」
「そう、その通り。君が言ったことは大体合っている。
で、私が考えるに、天才と馬鹿が同じ括りに押し込めらているのは、凡人が単純に天才を測定出来ないからだと思ってるんだよね。
例えばさ、天才が難しい問題を解いたとして、説明したとして、凡人の私達がそれを聞いて理解出来るかと言われたら、そうではない訳じゃない?
何言ってるのか分からない。分からないから活用されない。日の目を見ない。なんかおかしな事をやっている。だから変人扱いされて、この世界から弾かれる。
だから天才を見つけ出すには、自分自身が天才の言葉を理解する必要がある。自分が天才と同じ思考回路になる必要がある。
はい。で、私が説明したこと、君、自分の言葉で説明出来る?」
「…………」
「あぁごめん。予測してなかったか。これは私の反則だし、不意打ちに近いことだから、気にしなくて良いよ。なんならもう一度説明……」
頭が良い人間を見ると試したくなる。教師としての役目は、教え子が真っ当に育つこと。人の道を踏み外さず、幸せな生活の土台を作ってあげること。
でもそれとは別に、私が浮かんだ疑問に食いつける人材を見ると、ついジャブを打ちたくなる。この子がする様に。
「天才は天才にしか見つけられない。だから自分自身が天才となるしかない。凡人は天才と馬鹿を見誤るから」
「……」
「……説明しましたけど……」
「君、やっぱり賢いねぇ。予測してた? 私がこう言うって」
先生として言われたくない言葉ってさ、私、分からないけれど、
どうせ生徒のことなんか考えてないし、自分の保身の為にそういうことするんでしょ!! 綺麗事言わないでよ!!
だと思うというか。
これ、生徒に言われたら、ボディブローの様に来るかもしれない。私はそうだと思う。落ち込む。
そう言われて、ある意味事実として認識して、だからこそ、子供扱いではなく、一人の人間として生徒を見た先生の腹癒せがこの小説。
あの一件以来、あんま子供扱いしてないというか、『俺と対等に戦える』人間として見ているというか。
で、先生が出した議題。
馬鹿と天才は紙一重って、凡人が考えた言葉だよね。
だって、天才には天才のルールに則って行動しているし、それには訳がある。それを凡人は理解出来ない。
だから馬鹿がする様なことをしていると思っている。
自分で測れないものを、馬鹿という括りに押し込んでいる。
というのが先生の論。
で、普通そんな話を振られても、
そんな難しい話とか期待してない。
で愛想尽かすんですよ。
大人でも、ましてや子供なら特に。
だから最後に質問
『私の話したこと、ちゃんと聞いていた?』
と聞き返したというか。
先生が今測ったのは、
興味のあるなしに関わらず、最後まで聞いているか、
本当に理解しているか、
返答に文脈の維持、つまり的外れなこと言ってないか。
これを見てるんです。
そして彼女は合格した。合格したから
賢い。
と言ってるんですよ。




