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《凶宴-CARD》  作者: shogo5


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52/117

『死を纏う四枚目』【4】

No.4「ここは――」



No.4「死者の場所だ」



シオン「…………」



セイ「相変わらず――」



セイ「暗ぇな」



No.4「…………」



No.4の視線が――



セイへ向く。



No.4「…………」



No.4「No.2」



セイ「…………」



そして――



Aへ。



No.4「No.A」



A「久しぶりだな」



No.4「…………」



再び――



その視線が。



シオンへ向く。



No.4「…………」



No.4「なるほど――」



No.4「情報は本当らしいな」



シオン「…………?」



No.4「今――」



No.4「《凶宴》のメンバーを」



No.4「倒して回っている奴がいる」



シオン「…………」



No.4「既に――」



No.4「No.A」



No.4「No.2」



No.4「No.3」



No.4「三人が――」



No.4「やられたと聞いた」



セイ「…………」



A「…………」



シオン「誰から聞いた?」



No.4「…………」



No.4「いつもの――」



No.4「手紙だ」



セイ「……またそれか」



No.4「…………」



No.4「ああ」



No.4「そこに――」



No.4「書かれていた」



シオン「…………」



No.4「それと――」



No.4「欠けたカードが」



No.4「補充されるまで」



No.4「俺たちは――」



No.4「待機」



シオン「補充……?」



セイ「…………」



A「…………」



シオン「じゃあ――」



シオン「No.AとNo.2とNo.3の代わりを」



シオン「新しく入れるってことか?」



No.4「…………」



No.4「ああ」



シオン「…………」



No.4は――



ゆっくりと。



Aを見る。



そして――



セイを見る。



No.4「…………」



No.4「ただ――」



No.4「まさか」



No.4「一緒にいるとは――」



No.4「思わなかった」



セイ「…………」



A「…………」



シオン「…………」



セイは――



隣に立つ。



Aを見る。



セイ「なあ」



A「なんだ?」



セイ「これ――」



セイ「俺ら」



セイ「クビってこと?」



A「…………」



A「さあな」



セイ「いや――」



セイ「補充されんだろ?」



A「ああ」



セイ「じゃあクビじゃねぇか」



A「…………」



A「別に――」



A「今は《凶宴》より」



A「面白いものがある」



セイ「…………」



A「なら――」



A「それでいいだろ?」



セイ「…………」



セイ「まあ――」



セイ「それはそうだけど」



シオン「…………」



シオン「お前――」



シオン「戻る気あったのか?」



セイ「ねぇけど」



シオン「じゃあいいだろ」



セイ「それとこれとは――」



セイ「話がちげぇだろ!」



シオン「何が違うんだよ」



セイ「自分から辞めんのと――」



セイ「勝手にクビにされんのは」



セイ「ちげぇだろ!」



シオン「…………」



シオン「変なところ気にするな――」



シオン「お前」



セイ「うるせぇな……」



No.4「…………」



三人のやり取りを――



No.4は。



ただ――



静かに見ていた。



そして。



その視線が――



シオンへ向く。



No.4「…………」



No.4「お前は――」



シオン「?」



No.4「俺も」



No.4「倒しに来たのか?」



シオン「…………」



シオン「ああ」



No.4「…………」



No.4「そうか」



シオン「…………」



No.4「だが――」



No.4「俺を倒しても」



No.4「《凶宴》は止まらない」



シオン「…………」



No.4「No.A」



No.4「No.2」



No.4「No.3」



No.4「三人が欠けても――」



No.4「新しいカードが」



No.4「補充される」



No.4「俺が欠ければ――」



No.4「また」



No.4「No.4が補充されるだけだ」



シオン「…………」



No.4「一人ずつ――」



No.4「倒しても」



No.4「終わらない」



No.4「…………」



No.4「何のために――」



No.4「戦う?」



シオン「…………」



セイ「…………」



A「…………」



僅かな――



沈黙。



そして。



シオン「そんなもん――」



シオン「仇だからだろ!!」



No.4「…………」



シオン「確かに――」



シオン「お前たちを」



シオン「一人ずつ倒す必要なんて」



シオン「ないのかもしれない」



シオン「《凶宴》を終わらせるだけなら――」



シオン「こんなことが」



シオン「無意味なのも分かってる」



シオン「メンバーを追うより――」



シオン「その上にいる」



シオン「四人を倒す方が」



シオン「先なのかもしれない」



No.4「…………」



シオン「それでも――」



シオン「お前たちは!!」



シオン「俺の国を滅ぼした!!」



シオン「俺から――」



シオン「父上を奪った!!」



No.4「…………」



シオン「何が――」



シオン「面白いだ!!」



シオン「何が――」



シオン「退屈だ!!」



シオン「そんな理由で――」



シオン「人の命を」



シオン「好き勝手に弄びやがって!!」



セイ「…………」



A「…………」



シオン「だから――」



シオン「俺は」



シオン「お前たち全員を――」



シオン「一人ずつ」



シオン「一回は叩き潰す!!」



No.4「…………」



シオン「そして――」



シオン「分からせる!!」



シオン「お前たちの――」



シオン「その狂った考えのせいで!!」



シオン「どれだけの人間が傷ついて!!」



シオン「どれだけの悲しみが――」



シオン「生まれてきたのか!!」



シオン「俺が――」



シオン「そいつら全員に代わって!!」



シオン「お前たちの――」



シオン「その歪んだ心を」



シオン「叩き折ってやる!!」



静寂。



無数の――



死者たちが。



シオンを――



見つめている。



No.4「…………」



長い――



沈黙。



やがて。



No.4「…………そうか」



シオン「…………」



No.4「分かった」



No.4は――



ゆっくりと。



シオンへ。



身体を向ける。



No.4「なら――」



No.4「やればいい」



シオン「…………」



No.4「ただ――」



No.4「死ぬぞ」



シオン「…………」



セイ「…………」



A「…………」



シオンの手が――



剣の柄を。



握る。



シオン「…………」



シオン「やってみろよ!!」



ダッ――!!



地面を――



蹴る。



一直線に。



No.4へ――



駆ける。



No.4「…………」



その姿を。



無数の死者に囲まれた――



墓守は。



ただ――



静かに見つめていた。

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