屋根裏部屋の幽霊
連載している最中に、夢を見たので見たままを文章にしました。
ジャンルは何になるんでしょう?
重複してて申し訳ない。頭痛が痛いになっとる。
祖父が亡くなった。
秘密基地のように屋根裏を快適な空間にしていて、よくそこで過ごしていた。
真っ白の髪。
老眼鏡。
新聞を広げて。
レコードで好きな音楽をかけて。
祖父が亡くなったことで僕達親子は、祖父の家を出た。
僕はそこを離れたくなかった。
まだ祖父がそこにいるようで⋯
父も母も気味悪がって祖父の家には近寄らない。
僕は高校生。
免許を取得して、休みの日は祖父の家。
音楽が聞こえる。
祖父がいつもかけていた曲だ。
僕が来て機嫌が良いみたい。
その曲を聴きながら、僕は祖父の家の掃除をする。
家は祖父がいた頃と変わらない綺麗さだ。
屋根裏に上がる。
屋根裏部屋は書斎のような造りにしていて落ち着いた空間だ。
ホコリを払って、祖父が過ごしていた時と変わらない様に整える。
振り向くと、愛用していた椅子に祖父が新聞を広げて座っていた。
茶色のズボンに緑のガーディガン。
祖父がよく着ていた服装で。
そんな祖父は穏やかに微笑み、僕を見ていた。
「祖父ちゃん⋯今日も来たよ」
音楽が聞こえる中、僕と祖父ふたりきり。
祖父は僕が来て嬉しいようだ。
両親もたまにはここに来れば良いのに。
母がなにかを取りに祖父の家に行きたいそうだ。
でも、気味悪がってる。
いるのは祖父だけなのに⋯。
怖がる母に僕も同乗して祖父の家へ。
車から降りると、音楽が聞こえてきた。
相当、機嫌がいいみたい。
久しぶりに母が来てくれたもんね。
「ひぃ⋯やだやだ。早く帰りたい⋯」
母の顔は、真っ青だった。
今日はとても機嫌の良い祖父。
もしかしたら、姿を現すかも。
真っ白の髪。
老眼鏡。
新聞を広げて。
レコードで好きな音楽をかけて。
(早く上に行ってよ、ママ。そしたらお祖父ちゃんがいるよ)
母は、部屋の中で「どこにあるのよ〜⋯」と言いながらウロウロ。
屋根裏の部屋に繋がる通路を母が通りかかる。
(ママ、上だよ。上に上がって)
でも、僕の願いは虚しく、通り過ぎてしまった。
結局、目的の物を取ると、母はさっさと祖父の家を出た。
車に乗る。
エンジンをかける。
「あぁ〜怖かった」
そう言うと、母は僕らふたりを乗せた車を発進させた。
秘密基地のような屋根裏部屋。
真っ白の髪。
老眼鏡。
新聞を広げて。
レコードで好きな音楽をかけて。
今日も祖父は、そこで一人で過ごしてる。
追記※『白髪の髪』だと頭痛が痛いになっちゃうので『真っ白の髪』に変更しました〜。
評価ありがとうございます!
とても嬉しいです!
お陰様でランクインしました!(2025.11.23)




