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屋根裏部屋の幽霊

作者: 宮田朋枝
掲載日:2025/11/22

連載している最中に、夢を見たので見たままを文章にしました。

ジャンルは何になるんでしょう?


重複してて申し訳ない。頭痛が痛いになっとる。



 祖父が亡くなった。


 秘密基地のように屋根裏を快適な空間にしていて、よくそこで過ごしていた。


 真っ白の髪。

 老眼鏡。

 新聞を広げて。

 レコードで好きな音楽をかけて。


 祖父が亡くなったことで僕達親子は、祖父の家を出た。

 僕はそこを離れたくなかった。


 まだ祖父がそこにいるようで⋯


 父も母も気味悪がって祖父の家には近寄らない。


 僕は高校生。

 免許を取得して、休みの日は祖父の家。


 音楽が聞こえる。

 祖父がいつもかけていた曲だ。


 僕が来て機嫌が良いみたい。


 その曲を聴きながら、僕は祖父の家の掃除をする。


 家は祖父がいた頃と変わらない綺麗さだ。


 屋根裏に上がる。


 屋根裏部屋は書斎のような造りにしていて落ち着いた空間だ。


 ホコリを払って、祖父が過ごしていた時と変わらない様に整える。


 振り向くと、愛用していた椅子に祖父が新聞を広げて座っていた。


 茶色のズボンに緑のガーディガン。

 祖父がよく着ていた服装で。


 そんな祖父は穏やかに微笑み、僕を見ていた。


「祖父ちゃん⋯今日も来たよ」


 音楽が聞こえる中、僕と祖父ふたりきり。


 祖父は僕が来て嬉しいようだ。


 両親もたまにはここに来れば良いのに。



 母がなにかを取りに祖父の家に行きたいそうだ。


 でも、気味悪がってる。


 いるのは祖父だけなのに⋯。


 怖がる母に僕も同乗して祖父の家へ。


 車から降りると、音楽が聞こえてきた。


 相当、機嫌がいいみたい。

 久しぶりに母が来てくれたもんね。


「ひぃ⋯やだやだ。早く帰りたい⋯」


 母の顔は、真っ青だった。


 今日はとても機嫌の良い祖父。

 もしかしたら、姿を現すかも。


 真っ白の髪。

 老眼鏡。

 新聞を広げて。

 レコードで好きな音楽をかけて。


(早く上に行ってよ、ママ。そしたらお祖父ちゃんがいるよ)


 母は、部屋の中で「どこにあるのよ〜⋯」と言いながらウロウロ。


 屋根裏の部屋に繋がる通路を母が通りかかる。


(ママ、上だよ。上に上がって)


 でも、僕の願いは虚しく、通り過ぎてしまった。


 結局、目的の物を取ると、母はさっさと祖父の家を出た。


 車に乗る。

 エンジンをかける。


「あぁ〜怖かった」


 そう言うと、母は僕らふたりを乗せた車を発進させた。



 秘密基地のような屋根裏部屋。


 真っ白の髪。

 老眼鏡。

 新聞を広げて。

 レコードで好きな音楽をかけて。



 今日も祖父は、そこで一人で過ごしてる。


追記※『白髪の髪』だと頭痛が痛いになっちゃうので『真っ白の髪』に変更しました〜。


評価ありがとうございます!

とても嬉しいです!

お陰様でランクインしました!(2025.11.23)

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